第2章 天ψ!科学者との遭遇
「ハハッ良かった〜!じゃあコレ、ウェストミンスターに渡してきな」
「?何ですかコレ。……!?退学届ですか!?」
「僕の助手になったら、学校に通いながら両立出来るような環境じゃないからね〜。なに、両立するつもりだった?」
「あ、いえ辞めようと考えてはいましたが、ただ用意周到だな〜と……」
「君が僕のお願い断るワケないと踏んだからね。だってずっと僕に憧れていたんだろう?」
ぜーんぶ調査済だよ。と小悪魔的……いや、悪魔的に目を細める姿に、背筋が凍った。
最初から私の思考などお見通しだったのだ。
もしかしなくとも、私はとんでもない人の下に着いてしまったのかも知れない。