• テキストサイズ

【忍たま乱太郎】かぐや姫

第10章 過ぎ去りし時の回廊


『椿さん~!』

『!…乱太郎君、きり丸君、しんべぇ君…』

『椿さん、どこかへお出かけですか?』

『え、ええ。食堂のおばちゃんのお使いで……あなたたちは?』

『僕たちこれからおいしいお団子屋さんに行こうと思ってるんです。』

『良かったら椿さんも一緒に行きましょうよ。』

『そうね……行ってみたいな。━━!!』

『う、うわぁぁぁ!?おじさんたち、誰!?』

『(神室!?どうしてお前が!?何かあったの!?)』

『(椿様、申し訳ありません。)一緒に来て頂けますかな?』

『……子供たちは解放してくれる?』

『大人しくついて来てくれるのなら、見逃しましょう。』

『あなたたち、逃げて!早く!』

『だ、ダメです!椿さんを置いて行くなんて!』

『俺たちも戦えます!』

『椿さんも一緒じゃなきゃダメですよ!』

『…みんな…』

『(仕方ない、少し脅かします。)言うことを聞かなければ、痛い目を見ますよ。』

『ひ、ひいぃぃぃーーー!!』

『早く行きなさい!私は大丈夫だから!』

『う、うわあぁぁぁぁぁん!!』

『(みんな、ごめんね。)』

『椿様、手荒な真似をして申し訳ありませんでした。』

『神室、どうしたの?何があった?』

『実は事情が変わってしまいました。ここは最早危険です。今すぐ隆光様の元へ!』

『お喋りはその辺にしてもらいましょう。』

『!?』

『!?桧山!?あっ…………か、むろ………』

『椿様!?桧山!!貴様何した!?』

『面倒なんで、ちょっと眠ってもらっただけですよ。私は椿サマに用があるので、神室サン邪魔しないでくださいね。』

『待て!!くそっ!!行くぞ!!』


━━━━━━━━━━━
/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp