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【黒バス】in your hand【黄瀬】

第1章 中学



「星宮っち、何の話してんすか?」

声がちょっと不機嫌だ、なんでかわかんない

「黄瀬くんがテツヤの凄さわかってないねーって話」
「なんすかそれ、悪口っすかー?」
「悪口ではないけどさー」

ちょっとむすっとしてる黄瀬くん

「もうちょっと、テツヤにも敬意持ったほうがいいよ」
バスケ歴だったら、テツヤの方が上なんだから

いつの間にかテツヤはいなくなっていた
言い争いに巻き込まれるようなことは避けたかったのだろう

「でも・・・」
「でもじゃない!!」

ビシッと言えば、シュンとする黄瀬くん

「あともうひとつ、ちょっと気になったんすけど・・・」

まだ何か言うのか、としょげてる頭を睨む付ける

「星宮っち、他の人呼ぶときは名前っすよね」
「へ?他の人?」

予想外の言葉が出てきた

「さっきも、テツヤって言ってたし、青峰っちのことも大輝って呼んでるっすよね」
「それが、なにか・・・?」
「オレも、名前で呼んで欲しいっす」
「え、そんな言われてできるものじゃ・・・」

名前で呼ぶって、自然になるものじゃない?

「でも、なんか一人だけ苗字だと寂しいっすよ」
疎外感ハンパないんスけど・・・なんていう黄瀬く・・・涼太?に負けて

「りょ、涼太・・・?、これでいいの?」

なんにも言ってくれないから不安になる

「オッケーっすよ、もうこれからそれで」

かなりハイテンション、そんなに嬉しかったのかな?

「ありがとっす、りんっち」

そう言って黄瀬く・・・涼太は練習へと戻っていった

ん・・・?今名前で呼ばれた・・・?
そう気づいて、頬が緩む

ああ確かに名前で呼び合うのは距離が縮まった気がしていいかもしれないな
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