第98章 天泣(てんきゅう)
要するに…全ての動きが止まり、その後に癌と半グロに『絶対染まらない、ならない存在』か篩(ふるい)分けされ、揺らぐこと無い基準(点数付け)とされる
癌と半グロに染まりなる存在のみ身投げ対象として落ちてゆく
1兆5000億年掛けて確認してきたデータ、これまでの結果(行動)を元にどちらかは既に精査されている
ので、今回の転生は怪しいもののみとなる
1兆5000億年後の今は…最終試験
すなわち…
『絶対に染まらずならない原初の神々界の神々の次世代の魂』と、「癌と半グロ」と、「癌と半グロになりそうな怪しい点数のもの」だけを、タイミングを合わせて一堂に会させ、どちらの派閥に付くかでどちらなのかはっきりさせる為の試験会場が、現在におけるこの世である
記憶を亡くしたケイトは…とても明るかった
快活に笑い、心底楽しそうに過ごしていた…
根っこはなんら変わらず、素を出せていたように思う……
ずっとずっと楽しそうに笑い、そして…泣いていた
誰も居ない場所で…
「産まなければよかった」「情けない」
そんな実母の言葉、罵倒が何度も何度も蘇るのだと
頭から離れてはくれないのだと……どうしても、と——
そんな大粒の涙に、頬を優しく撫でて応えた
居ていいんだ
君でないと嫌なんだ
と…並べ立てて
そして——記憶を亡くしてからの第一声を思い出していた…瞑目して、当時を思い浮かべるように……
記憶を亡くしていたと判明した
5月7日早朝、朝早く
ケイト『わあああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあっ』
キラキラとした目で、興奮したように頬を赤らめ
真っ直ぐに僕だけを見つめていた
フィン『ん?^^;』
なんとなく、嫌な予感はしたが
…こればっかりはどうしても避けられなかった;
ケイト『好きです!結婚して下さい!!//』目を潤ませ魂からの大絶叫
『!!!!!?;
ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!?』
何人もの言葉が木霊し、そのまま硬直する
全ての記憶を失ったとわかったのは…それほど時間も経っておらず、要することは無かった
エピソード記憶でも意味記憶でも手続き記憶でも展望的記憶でも無い、脳の持つ記憶が復元能力が終わらさせられる
本能的に惚れたんだろう
その点はまあ置いといて…なんの問題に発展するかと言うと
常時抱擁だ
