第97章 神無(しんむ)
むか~しむか~し
ある所に、創世神様が産まれました
そこは暗く、淀んだ気も何も無い
とても静かな場所(空間)でした
(真っ暗な背景に光る魂が描かれている)
創世神様は少し考え
誰も居ないのなら産もう!
そう思った創世神様は
沢山の魂達を産みました
(光の魂が沢山増えていく)
みんな自由に
色んな世界を創れます
『物理が最強な世界がいい』
『魔法が最強さ!』
口々に魂達は色んな世界を創り、そこで楽しく遊びました
(光の魂達が各々自由に世界を創り、そこで笑って過ごす)
え?なんで創れるかって?
それはね…?
創世神様がみんなの実在化と一緒に、力を分け与えていたんだって!
(創世神様が片目を瞑り人差し指を口に当てる)
沢山の世界が増えていく内
彩りがいっぱいに溢れ、豊かになりました
真っ暗だった世界はキラキラと輝き出したのです
まるで宝石箱のような光景に、創世神様は目を丸くします
(真っ暗な部分が僅かしか無くなり創世神様は驚いていた)
魂達を更に増やせば、みんなもっと笑顔になれるかもしれない
もっと豊かになって、幸せになれるかも
そう考えた創世神様は、魂達を産み続けることに決めました
(創世神様の頭の中で、みんなが幸せいっぱいに笑う光景が浮かぶ)
しかし…2000年を過ぎた頃、異変が起こりました
『あれ?この魂変だぞ?』
創世神様は首を傾げます
その魂は光っておらず、真っ黒でした
(産んだ魂が闇を発するのを見て首を傾げる創世神様)
それはなんと!
「癌」という病気の魂だったのです
癌は、魂の膜を破ります
そうなるとその魂は死んで、消えてしまうのです
しかもそれは全体へ伝染し、全体を消してしまいます
それまで…魂には死という概念そのものがありませんでした
力を分け与えることで、みんなは死なず傷付かず平穏無事に暮らせていたのです
(片面に魂の死の描写、もう片面に力を分け与えられたみんなが力を介して守られている描写)
みんなは『創世神様の好きにしたらいい』と口々に言いました
これまで自由に幸せいっぱいに過ごさせてくれたからという考えからの言葉でした
創世神様は決めました
この子の可能性を信じたい、治ることに賭けたい、と
癌でも過ごせる学び場となる、この世という世界を創りました
(みんなの想い、この世を創る)
