第97章 神無(しんむ)
東屋
常に水音がする
水車は離れれば聞こえなくなる
300m四方の外側の角に4箇所
建物の中にも無い側に4箇所ある
サイレント機能もあり、希望に応じて望む音に絞れる
足場
濡れ縁(ぬれえん)
木製で一部透けている
5トンの魔族が乗ってもビクともせず、揺らぐことも音を立てることも無い頑丈性を持っている
ケイト『そりゃ抜けたら大変なことになるからね』腕組みじと目
300m四方もの広さがあり梁まで高さ10mだが
梁から天井の高さは5m弱しか無い
秘密基地のようで人気が非常に高く、登ろうとする方が数多くいる
梁にはハンモックも張られている
そこも人気だが…
子供達は水浴び場が一番気に入っている
溜め池の中の光景が見え、水が湧く景色が幻想的だからだ
キラキラと光を纏った水が光と共に溶けて消えるように拡がってゆく景色があまりに幻想的で気に入っているのだとか…
大人はハンモックでゆらゆら安らいで
子供達は水車の音で寝たり
水浴び場でゴムボートを浮かべぷかぷか浮いたまま寝たり
微睡む人が続出していた
子育ての癒やし場とも言われており、疲れた者が行き着くオアシスとも言われている
勿論…溺れないように職員が常駐している
広さが広さなので30名程が定位置におり
死角無く目を光らせている
水浴び場から上を見ると
まるで水の中で鼻につまんで太陽を見ているような光景が見えるのだとか
蓮が水中から太陽へ向かって伸びてゆく気分を味わえて心地良いのだとか
日光もほんのり温かさも心地よい風もずっとこうしていたいと思えるのだと
あまりに大量の人が訪れるので…他国からも沢山
人数制限を付けると殺気が飛んでくるのが目に見えていた為…;
異空間建築なのを利用して、入る時点で人数調整を出来るようにした
異空間チャンネル毎で分けるのだと…
そして常駐する職員も再度募集し、異空間の数分人手を増やすことにした
会いたい人、一緒に同行したい人は
お互い余裕があり会えるタイミングでのみ会えるようにしている
流石にいつでも合わせられるほど人間の体調や心は簡単じゃない
余裕が無い時は本当に無いのだ
でも話したい気持ちの時、縋りたい時は会えるようにしており
沢山泣いたり吐き出せるよう心ばかりだが手伝ってもいる
言わずもがな——全てケイト作だ(遠い目)
