第97章 神無(しんむ)
5年後…
実の父は死んだと風の噂で聞いた
なんでも…山賊に殺されて、それも討伐されて遺留金として流れてきた
が…受け取らずに突き返し、好きに使ってくれと言い放った
その情報を手紙で伝えてくれたのがロウだった
確認も兼ねて行くと、本当に本人だったのでロウに感謝し金も弾んでいた
そして…別れ際に手を振り、次の航海で最後にするつもりだと笑い掛けられ、フェアリーテイルでの再会を約束した
しかし…その日を境に、ロウからの手紙は途絶えた
後に嫌な予感がし、心配になったこともあり、探し回ること数日…
アクノロギアによって蹂躙された町に…ロウは居た
変わり果てた姿となって…その残骸を腕に抱き、全ての魔力を対価にした
サードオリジンを使い、蘇生させた
死後数時間だったこともあり…辛うじて、ではあるが…蘇生は出来た
しかし……魔力までは戻せなかった
それに伴い、ロウはフェアリーテイルでコックとして採用され
そしてケイトは…魔力を失うかと思われたが不完全であった為、後遺症も残らず…
X777年7月7日での全魔導士デュエル大会にて優勝し、デュエル・マスター、剣聖の二つ名を貰い
大陸初のS級魔導士として認定が評議員から与えられた
帝国の大会に出た後、闇医者へ優勝賞金を丸ごと全部渡した
ケイト「利子もつくだろ?足りないか?
闇医者「ふんっ、多過ぎだよ」目を伏せる
ケイト「そりゃ良かった!^^
受け取ってくれ」
闇医者「返金は受け付けないよ?
ケイト「ああ、勿論だ!
遅くなって済まなかった」
闇医者「ふんっ…
(こっちは気にしてないって言うのに)
…馬鹿だねえ」ぽつり
ケイト「?」きょとん
後に…
ロウの魔力は、ポーリュシカにより長き時を経て蘇ることとなった
が…久しぶりに受けた依頼先にて、アクノロギアに殺されることとなった
その時…ケイトもまた別の依頼に行っており、守ることは叶わなかった
アクノロギアの動向を探る為、旅に出ることにした
道中、様々な任務を受けるも出くわすことは無く…
墓には必ず命日に訪れ、近くを寄る際にも顔を出していた
アクノロギアは…大事な人を2度殺した
それだけでは無い…
大切な人の命を更に奪おうとした
だから…天狼島で神の力を使って殺した
——二度と、誰も奪わせない為に…その魂も、肉体も