第95章 神(しん)
二代目創世神(初代原初の始祖神)『シー
見ないで←ケイトの両目に手を当てる
貴方は気にしないでいいから』
すっ
光の粒が眼前に現れ
ふっ
突如、目から光が消えた
がくっ
一瞬、膝から力が抜けて力落ち掛ける
ケイト「???
あれ?
今…なんの?」
二代目創世神『?何もないけれど
ケイト「?そっか
ありがとう^^」
フィン「まさか)…!
(記憶を対価に?」ひそひそ←超小声テレパシー
弾かれるように動いた
その声(疑問)に、静かに頷かれた
即座に共有する中
周囲は皆一様に驚き、瞠目するばかりだった
だから認識も出来ない
たとえ教えても
認識しても消えてしまう
記憶の片隅から…
一度は共有された情報…
それらが一様に……
それを対価にしてでも守りたいから…
守れるのなら守りたい、その意思(軸)は変わらないから
強き、優しき意志は揺らぐこと無く、そこ(魂の心、根っこ)に、常に在るから——
必ず守る——「犯してもいない罪」を、犯した人(癌一同、半グロ)になんかさせない!!!!絶対に!!!
以前…別の世界線で言っていた……
ケイト「年齢は関係無い
何をするにしても…
成し遂げるには、本人の意志が肝心なんだ
選ぶのも、行動に起こすのも、その人自身の意思だ
その責も、起こったことも…全部
起こること、人からされることは変えられないかもしれない
でも…それを受けて、何をするかは選べる
投げ出すことだって出来るし
逃げることだって出来る
だから……大事なんだと思う
どう思い、何を成し、選び取るかが
私は選んだ
二度と失わせないことを
その為に戦うことを
サッカーという手段だったお蔭で…
ここまで来れたんだ
強くもなれた
繋がりの大切さも知れた
たくさんのことを与えてもらえた
だから返したい
大事にしたい
それでいいんだ
人の動機なんてのは(微笑)
お前の意思は、お前が決めろ
最後までやり抜け
お前なら…きっと出来る!
信じろ
信じなきゃ鈍る
悩んで貫こうと働かない意志では、衰えた力では、何も果たせやしない」
イナズマイレブンでの世界線での言葉だった
勇気付ける為の
目的を果たせることを願っての
想いを込めた激励
それは強く、胸に残り、響き渡っていた
どの世界でも——強く、直向きに