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Unlimited【ダンまち】

第95章 神(しん)





初代創世神『それでは偏りが出る

半グロにも悪しき者とそうでないものがある
半グロというだけで、必ず癌になる訳でも…いや、なるな必ず

まあ…
要は、その者達に与する者達が紛れてないかの確認も兼ねて
いや、いないから身投げ出来てるのだから必要無いか……

そうさな…
今後に少々関わるので生かしている、留めておるだけに過ぎん
一時的な措置だ


ゆくゆくは全て消す
半グロ達を一斉摘発するにしても時間が掛かる故な

一度に全てを消すのは…
ご負担が掛かる


創世神の御身にな


今でさえ変動でああなっとるのだ

更に変化を加えればどうなるか…
言わずともわかるであろうが…』


アスフィ「自明の理、という訳ですね」

初代創世神『そうだ
(頷く)

マーカーを付けられたものを最優先に消す為に、付けられるものだ』


フィン「本人には…」

初代創世神『知らせてはおらんわ
これらはわしと二代目で話し合って決めたこと

今代(三代目)のはまだ記憶の引き継ぎしか済んでおらん
実在化で縛られる引き継ぎ…それを除いた全てのな

引き継ぎを除いて、全て与えておる
実行済みと言っておる
力も記憶も、全てな…


三代目に何かしたものに対してだが…

全て消す
そう言って憚らんのは
中の二代目創世神が、我を無くして現出してしまっての言葉じゃ

三代目のみならず
次の世代…四代目のことも慮っての内容じゃ

いずれそうなるのは
同じ轍を踏むのは
目に見えておるからの』

忌々しげに嘆息を零していた


初代創世神『現行犯で消す為よ

あやつらは処罰を受けない為に
人を全てごと消すだけでは飽き足らず
自らをも自らで手に掛けてナイナイにしようとする傾向があるからな


その在り方が癌で
自分を悪と扱わせない為なら手段を選ばない

だから消えるんじゃ
どんな光をも闇へ変えるからな


どんなことをしても
やましいことやうしろめたいことがなく
人目を避けるような素振りをせずに堂々としていられる
その犯罪をした場所でさえもな

その精神性や在り方を癌というのだからな』

コンコンと眠り続けるケイトを前にして
頭を撫でながら言われた

もう日付は2025年11月20日(21日)へと変わっていた…


その折にケイトが目を開け

僕等を見、初代創世神とのやり取り、会話内容を聞こうとされた…


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