第95章 神(しん)
ばたん!←扉を閉める
ケイト「ふううう(溜息)
よし!これで大丈夫!」微笑し腕で額の汗を拭う
リヴェリア「遺言はそれだけか…?・・」ポキッポキッ!ドス黒睨視←拳を鳴らす
ケイト「助けてええええええええ!!;」脱兎
リヴェリア「待てぇい!!!」ダッシュ
フィン「あははははは…^^;
僕は無視かな?;」苦笑嘆息
王宮の動きに困惑する中、置いてけぼりを食らっていた
そんなやり取りは仔細に渡って事細かに記され、号外として国内外問わず知らしめられていた……(遠い目)
ハロウィンパレード(脱走劇)と呼ばれ、民衆から親しまれていた——
ケイトと、ケイトから覆い被さられ仰向けに押し倒される僕の似顔絵まで
裏路地での全身像から記されており
そこが見事観光地化までされている始末だった;
なんでも観光地化するね…と思わんばかりであった
さて……
ケイト「ぎゃあああああ!!
リヴェリア「今度という今度は許さんぞ!!
どれだけ心配したと思っている!!?(怒号)
ケイト「ごめんなさあああい!!;」
そろそろ助けに入るか…;(瞑目&溜息)
きい
アイズ「やっと、帰ってこれた…」ぼろぼろ←民衆に死ぬほど群がられ揉まれまくった
ばたん
扉が開くと共にそのまま崩れ落ちた
皆が皆一様に似たような感じで…
メイドや執事達もその対応に追われていた
本当に大変そうで…申し訳無いが、非常に心苦しいが甘えさせてもらった
おかえりなさい
と満面の笑みで迎えられた
ただいま
と同じく満面の笑みで答えた
やっと帰ってこれた——そう、強く感じた
その日の晩は笑い合って、談笑しながらご飯を食べていた
一頻り話し合ってから…
リヴェリア「で…いつ子作りをするんだ?
ケイト「ぶっぱああ!!」吹き出す
ティオナ「汚いなあ;もおっ」手で払い水の力で取り除く
ケイト「ご、ごめっ…
え?;
リヴェリア「孫を見せると父上に話していたではないか」むすっ←5090ページ参照
ケイト「あ……」
『じっ)……』ケイトを凝視
ケイト「んっと…
妊娠、してもいい人達から
ばっ!!←挙手と共に席を蹴って立ち上がる
その日…ケイトとの子が増えることとなった
王位継承権は持たないが、護衛として主に働く血族となったという——
ティオネ「団長おおおお//」うっとり瞑目すりすり
無論ティオネも;
