第95章 神(しん)
その日の晩は…酷く大変だった……
ガレスとオッタルに関しては
男性なので妊娠出来ず、なおかつ妊娠薬なるものがあるが使用を拒んだ為
自分の腹で産みたいという願望も無いので、カプセルでという話となった
同性同士が婚姻した場合につき
愛する人同士の遺伝子を持った子を産みたい場合、下記の手法が取られる
女性同士なら、妊娠薬を片方が飲むことで
卵子が、必ず相手を身籠らせる精子へ変換され
飲まなかった側が、そういう行為をした相手との子を身籠れるというもの
どちらかを事前に選ぶことが可能
二人共にというのも選べるそうだ(双方合意の上医療を受ける必要がある、事前に卵子を互いに取り行為まで保管しておく為)
流石に子の人数までは選べない
男性同士なら、カプセルという容器に
互いの遺伝子(精子)を突っ込み、電源(外の魔力か魔素が動力源)を入れると
自動的に片方が卵子となり、必ず子が出来る
そのカプセルが子宮及び胎盤となり
出産するまで保護し、栄養(魔素から自動抽出可)と酸素を自動で送り続ける
それか妊娠薬で一時的に子宮と卵子を得、妊娠及び出産することが可能となる
同じく子の数までは選べない
と、いう訳で………
ケイトの場合
純粋な人では無いので、相手となる種族として生まれてくるだろうとのことで……
そういう行為を死ぬほど求められていた——
3メートルも離れられないのに……;←5799ページ参照
すぐ近くでイキ狂う、目合われる姿を見せつけらる
という
意味不明な状況の中で、互いに行為を終え、ヘトヘトの状態で眠りについた
やけに………
コックの作る料理に、精が付くものばかり(何がとは言わないが)だった訳だ……
既に画策(根回し)済みだったとは…(遠い目)
やられたっ(がくっ)←項垂れ
はああああああ(嘆息)←額に手を当てて俯く
恐らく主犯はティオネ辺りだな…;
リヴェリアも見て見ぬ振りをしたか……;
結果として——3年も待たずに孫に会わせることが出来た
それもそのはず……
妊娠期間は自由に選べることになっており
一日で!!と即座に叫ばれたことにより…
誰もが負けじと叫び合うこととなってしまい…
阿鼻叫喚の地獄絵図が爆誕していた——;
誰か止めてくれ
『無理や!!無理だ!!』
切実な叫びは…一瞬にして、切り捨てられた(遠い目)
