第95章 神(しん)
『それってつまり…
階層が低い内に行けばお得なのでは!?』
ケイト「………そう考える人が多くて大変なんだよ(遠い目)
地獄落ちの人ばっかりが必死に言って主張してくるし
そもそも地獄落ちの人達は全て、この世への転生不可だっての
癌一同や半グロを優先的に転生させているのは『救済措置』の為だし
低い階層の人ばかりが転生したがり
逆に高い階層の人は行きたがらず
下がればこれまでの努力が水の泡、元の木阿弥となるから
折角の学び場が…
色んな階層の人達が交えられる交流場が…
あの世じゃ決して関わることも何も出来んのに…
ぐっちゃんぐっちゃん
はああああああああああああああああああああ(嘆息)
あ、下の階層には何時でも覗きに行けるからね?
その時に交流するという手もあるんだけども…
上に行けば行くほど
そんな暇無い!それよりここまで来たんだから神になりたい!って人が多くって多くってさああ」遠い目
ずっと溜息を零していた
その想いは理解出来るし頷ける
管理者としての目線…
その気苦労を痛いほど知らされた
ケイト「もう嫌だ、一生何も感じないで寝て過ごしていたい
寝たまま死にたい←がっくり項垂れる
ただでさえ痛いんだからこのぐらい許容して欲しい」膝抱え両腕で頭を抱える
なんてグチグチ言い出す始末だった…;
守り(創世神の親の分体)に関してだが…
癌一同と半グロにもおり、ついて癌化や半グロ化から守り続けていたのだが…
それらが消える際、共に消えることとなる
それに心を痛めたことから、それのみ救済した
消えるまで献身し続けてきた同志として受け入れ
光として完成した存在であることから、それらが集い一人となったことから創世神の親が蘇った
正確には…
創世神の親の心が宿ることが出来、元々は創世神の親の分体であったことから
創世神の親本人、引き継ぎの際に渡した心が宿る形に伴い、分体に本体の心を宿らせ、本体として蘇った
と言う方が正しい
癌一同(14垓1億人)が消えて←適宜消して行っていた
10垓人から7垓5000京人に
半グロ(7垓4930京人)が消えて
70京人に
そして身投げした方達が蘇って、400垓人に——←5904ページ参照
二代目原初の始祖神の死——
それは…
消えるべき存在と、分かつ為の試練だったのだと明かされた———
