第94章 創傷(そうしょう)
ほっぺたをペチペチ軽く叩き合ってた時
なんというか……
子猫同士の肉球じゃれ合い?
爪も一切立てない傷も付けないそれらを前に…揃って硬直し、冷や汗を流していた
自ずと止めようとした時が、動きが被り…休戦を申し出たという流れだ
フィン「もう何やってるんだろうね?^^;
あはははは」遠い目
ケイト「好きい!!^^」はぐうっ!!
フィン「好きだよ^^」ふふっ
なでなで
自ずと抱き返し、頭を撫でていた
闇も全く同じ動きをしており、和解待った無しだったのは言うまでも無い
闇ケイトもケイトも僕のだ
なんて強欲なことを言わない闇の僕でよかった(やれやれ溜息)
闇フィン「流石に二人同時は無理」
うん…同じ気持ちだ;
そこばっかりはね…
一人ならなんとか相手できる
でも二人となると…
いっぺんに相手は出来ない
するとケイトは拗ね出してしまうし…
フィン(ああかわいい…//)しみじみ瞑目、2度頷く
ケイト『私を見てええええええ』はぐううううううううう!!!
フィン『見てるよ一生
ずっとね…?』微笑
ケイト『好きいいいいい』
すりすりすりすり
…………もしや……
こんなやり取りを一生していたい?
と聞いた所
ケイト「する!^^
あ、でも仕事が
支障出るんじゃ?;」
なるほど
わかった
寂しいって気持ちの根源は…
僕が相手する時間が一生でないと嫌!っていう我が儘(心、願い)を殺し(我慢し)続けてきた結果によるものだ
フィン「うん…わかった……
今日一日は休みにして
一日中ずっと抱き締め合ってようか?^^
ケイト「一生してええええええてえええええ!!!^^」
ぎゅむううううう
そんな単純(些細)なことでいいなら
さっさと聞いてやっておけばよかった…
明日も休みをきちんと取ることにした
今日と明日を休みにして
目一杯抱き締め倒そう
しかし…目下の問題は……
フィン「ケイト…トイレの時ぐらいは
ケイト「やだ!!!」
フィン「離れ
ケイト「やっ!!!!」
フィン「………見られるのはさ
ケイト「一生見る!!!!!」
フィン「見られるとさ…;
ケイト「じゃあ唇奪って見ないようにしてる!!!」
ぎゅむううううう
ちゅうううううう
フィン「…………もってくれ!!僕の理性!!!!!!!!」血眼
『なにやっとんねん・・;』呆れ気味
