第94章 創傷(そうしょう)
メリオダス「…………
(くしゃ)
はははっ(涙目)
ぽとっ←落涙
バカだな…ぽととっ←滂沱の涙
そんなこと…思わなくて、いいんだぜ?」震え
エリザベス「瞑目し頭を振る)
私は…貴方が…メリオダスが大好きだから…(微笑)
貴方が、私の為に…皆の為に…貴方を犠牲にすることを
知っていて、何もしないなんて、私には出来ません
一緒に、居させて下さい
メリオダス「エリザベ
エリザベス「貴方と…共に……
削って下さい
必ず、守るから^^
メリオダス「!」瞠目
エリザベス「貴方が…そうしてくれたように」
メリオダス「っ
(ぎゅ!)
(ぼろぼろ)
ひっ
ぅっ」
ぷるぷる
エリザベス「もう…一人で、無理をしないで?
ね?」肩に手を添え
満面の笑みを浮かべて…
頭を抱き締めた
メリオダス「……
(こっくり)
…がん、ばる」
涙を流しながら
鼻水を流し、必死に啜り
泣きながら…
されるがままに、頭を抱き締められていた
あの時と…同じように……
復活した日の晩、酒場の跡地で交わした…あの時のように――
エリザベス「大丈夫
私は何があっても
誰を敵に回しても
あなたの味方だから
あなたの側に…ずっと居るから」
その言葉に…
力無く…抱き締められたまま
涙を静かに流し続けていた
それらのやり取りは…エリザベスが深淵を身に付ける(原初の始祖神の削りに伴う不調の回復を、自らを削る行為で行う)際でのことだ
ケイトについて聞いた結果
しのぶ「愛らしい
全体的に見て可愛いと思います」
頷く
ケイト「……///
あり…がとう」
真っ赤っ赤
しのぶのことをどう思っていますか?
ケイト「最高大好き何があっても側に居たい
幸せで居てくれると最高だな」
しのぶ「…………////」かあああっ
最後のは望みでは?
ケイト「うん!^^//
世界中の何よりも誰よりも愛してる//」微笑
しのぶ「!!?///」ぼおんっ!!
ケイト「?」きょとん
目を丸くするそれに
しのぶ「……………
ばか//」
ケイト「?
え?なにかいった?
へんなこといってないよね?あれ?」首傾げ
その場で腕組みし、頭を捻るケイトに対し…
額に手を当てて嘆息を零すしのぶであった…
テロップ『おやくそく!』
精霊がテロップを手に持って頭上に掲げて、満面の笑みを浮かべ合う