第94章 創傷(そうしょう)
ケイト「それが罪だと思わないことが大罪なんだよ!!
死んでも償え切れねえ罪を…死んで詫びろお!!!!・・」かっ!!!!
二度と生まれて来るな!!!!!!!!
創世神としての言葉――
その無惨や主犯格の癌への憤り
癌一同へ向けての、その結論に…
暴論だ、寛大な処置をとガタガタ抜かすが
それはした側が、された側に求めているのであって
命と自我と記憶を平然と湯水のように好きに使った結果、自業自得でしか無い
された側が求めるのならいざ知らず
した側が、加害者がまるで被害者のように喚き立てる様は
なんとも醜く、滑稽で、憐れなクズさ加減を醸し出していた
もう二度と思い出したくない
それらのやり取りを見て…思った
過ち(罪)を過ち(罪)と認めないこと
その心に、罪が宿るのだと…
成長を阻害し、堕落する助けとなるのだと……
堕落の真の意味を…理解した気がした
犯罪をした町(街)に、平然と居座り正当性を訴え、笑って闊歩出来る異常さから
「自分の好きにしたい…何をしても、怒られもせず、咎められたくもない…犯罪を犯罪とも思わず、自分で自分を止めようともせず、一方的に好きにし続けていたい」……その「願いの化身」だと――その「中身、心の在り様(ありよう)」が「罪そのもの(癌一同や半グロ)」と変異させるのだと
目的はどれだけ正しくとも
やり方を選ばなければ…それで『死ぬ人』も出る
『家を壊され、大事な人を亡くし、報われぬ人々』は…どうなる?
『それ(真っ当な人々)』に「何もしない(責任も持たず果たさない)」のが、正しいとされればどうなる?
「それ」を行い「痛みも感じぬ心」は―正義と言えるか?
否――「外道(癌一同、半グロ)」である!!
龍神「『人を痛み思い遣る正義の心』とは…ただ、「目的のものを守るのみ」に非ず!
「手段も選ばず、自らのしたことに責任も持たず、非も過ちも認めず繰り返す在り方」は、不幸しか呼ばぬ「業、誤り」でしか無い!!
それでは「堕落」しか出来ず、成長等以ての外(もってのほか)!!永遠に出来はしない!!
「癌一同」からも「半グロ」からも抜け出せはしない!!!
『自らのしたことに責任を持ち、非を認め、過ちを繰り返さぬ『在り方』』!
『心』に在り!!
『それ』こそが…『真に強き者の証(神そのもの)』です」
