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Unlimited【ダンまち】

第94章 創傷(そうしょう)





アイズ「被害者気取りになってた…?」茫然自失

ティオナ「多分、ね…」

リヴェリア「必ず乗り越えよう
皆も、共に!」

『はい!!』真剣

地球全体で、その動きが加速することになった


『半グロになる前から
その本質を見抜き、遠ざけようとする本分』を

それを身に付ける為に…全てを守る為の『免疫』として――

馬脚を現す前に、本性を見せる前に、『察する力』を――


フィン「大丈夫ですか?」

ケイト「うん…
ごめんね、付き合わせちゃって」

フィン「お互い様」


ケイト「他にも好き好き言いまくったり
べったり何も言わずに引っ付きまくったり…

迷惑ならやめるよ?
大丈夫?」不安気

フィン「もっと自信を持って下さい」
ぺちん
軽く頬を叩いた

ケイト「…くす
ありがとう」微笑

しのぶの、魂としての言葉遣いになる中
それでも変わらず接し、愛して止まない行為で返してくれた


嫌なら言われずとも離れてる
そう態度で示すそれに

分かってか、満面の笑みを浮かべて抱き締めてくれた


その日、晩まで…静かに静養していた


和解等、してはならない存在がある…
その本性は…「罪を罪と受け入れようとしない化身」
それが人のものであれ、自らのものであれ、決して変わらぬもの

尊いものを、命を、想いを、親切心を、好きに扱ってはならない
無碍にあしらって利用のみを続ける行為で、返してはならない
それらの当たり前なこと…それが出来ない存在(癌一同、半グロ)を、善と歪めた
それら全てが、罪人(癌一同、半グロ)と化す

その為――全て、見る前から察して、自らで防御出来るように、しないように努めなくてはならない


そうでなければ、消えてしまうから

殺してしまうから…
大事な人を…大事にしてくれた人を…

自分の為に犠牲となり続けることを選んでくれた『母体』―…『原初の始祖神』――『創世神』様を―――


そうなれば…全部消えてしまうのだから――――


そして次の日…
夜明け前には、完治していたようにも思う

散々な別れとなってしまったが…血を吐き、咳き込む様子から、地球に長居すれば危険というのは否が応でも伝わっただろうと信じたい


また…会う日には、きっと……少しでも楽になっていることを――



皆が皆…全ての為にも、罪と受け入れる心を身に付けてくれると信じて


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