第91章 轉儛(てんぶ)
ケイト「どうしよう?
伝えて、化身化のレクチャーした方が良い?」
フィン「いや、それは愚策だろう」顎に手を当て考え込む素振りを見せる
『え?』
ケイト「何で?」
リヴェリア「考えてもみろ
ただでさえ化身化で下界は騒がしい
下手をすれば…
余計な混乱を招き兼ねない」
ケイト「あー…なるほどね」
フィン「ただでさえアキはまだ神器も神霊も神格も抱けてはいない
そんな段階で教えられても困るだろうし
ただでさえロキ・ファミリアの副団長としてまだまだ仕事があるし、やらなければならない課題が山積みだ
そこの足固めよりも優先して身に付けるべきかと言われれば微妙な所だ
君のようになんでも出来るようになる訳では無いんだからね?」
ケイト「うっ;」
ガレス「言われてみれば何でも身に付けていったのお」
フィン「成長速度があまりにも早過ぎて稀有に感じていたよ。
何も僕だけじゃない…
世界全体から見ても異常な部類に値する、入ると思う。余裕でね?」片目瞑り溜息を零す
ガレス「誇らしい反面、心配も勝つ所じゃのお…」顎髭を撫でる
リヴェリア「悩ましい所だな…」瞑目し溜息
頭を悩ませるばかりの滅神、調停神、世界神に対し…
それとは対照的に
心底嬉しそうにケイトは笑っていた…
ケイト「なんにせよ、フレイヤとロキが無事で本当によかった!^^
お蔭で皆も無事だし、それが一番嬉しいよ!
ありがとう!^^//」にっこにこ
ごんごんごぉんっ!!!←3人からケイトの脳天へ拳骨
人の気持ちも考えろ!
と言葉を掛ける中
何で?;
と涙目混じりに返された
3段重ねとなった、3段アイスのような状態になったたんこぶを両手で抑えながら
リヴェリア「お前の無事も考えろ――馬鹿者が」涙目&ふいっ!←顔を逸らす
ケイト「え……
あーーー←天を見上げ考え込む
(うん♪無理☆)任せた!b」ウィンク&舌ペロ
ごぉんっ!!!!
僕が代表で頭を拳骨で叩かさせてもらった
ケイト「うん…心配してくれたんだよね;ありがとう;
いや、それはまあわかってるんだよ?;
でもね?;どうやっても出来ないものは出来ないって言うか;
そればっかりは苦手科目と言うかね?;
死なないように、消えないように頑張ろうと出来るようになったのだって本当に最近のことだし
『それでも気を付けろ!!!!』
