第90章 未来への展望
霊体の影響でこうなっていることを指摘され
寝ている間が一番無防備だから…
その間に回復をより一層進めさせようとしての申し出だった……
回復させる剪定と同じく
火を司るからこそ――
ネヒトはミカエルだから←4988,4989ページ参照
『寝台(しんだい)です
ベッドのようなもの、つまり神様がお休みになる所です
守り番(もりばん)をさせてもらっています
ネヒトと申します』
それは……再生を少しでも上乗せし、助けとなろうとして頑張り続けたことで培われたものだった――
全ての自由と時間を奪われ続けている『原初の始祖神』は…
『魂が死ぬ瞬間』まで、実在化を除く『全ての自由』を奪われ捕らわれ続け
その場で横たわるしか出来ず、寝ることしか出来ないのだから――←4599,4683,4776ページ参照
その為に磨き上げ、少しでも負担を軽くする為、減らす為に、懸命に頑張ってきたからこそ身に付いたのだと伝えられた―――
目の前で動く、ミカエルとガブリエル、それを補佐するラファエルとウリエル
それは――『四方の陣』なる結界を形成して神域を作り出して守りながら癒やし、蘇らせていた
リヴェリア「それは…私にも出来るか?」
ミカエル「難しゅうございます…←目を伏せて俯く
何事にも、適材適所という言葉がございます。
気分を害されたなら済みませんが…
火でないと、再生を強化することは出来ません。
そして――水でないと、補強は叶いません
それが――――主の本質であり、心なのですから」
「罪」を植え付けられた側
犯していない人達の「罪」を
回収して、自らに植え付けて
それにより浄化して回っていた
それに伴い払った自我と記憶は…命は……
魂だけではない、霊体だけではない
肉体の寿命にも深く関連し、痛め付け、蝕み、
死を加速させる――
本来ならば…
神による処女受胎の場合
優に200年以上は生きれる
しかし……今回の件で
主犯格の癌と癌と隠れ癌が
記されている創作物からも
植え付けられているせいで…
肉体の寿命は
癌一同が4分の3もいるこの世
4分の1もの人々を救う為に
寿命を捧げた…半分以上をも……
残りの寿命は…50年も無い
癌一同が消えた折…
それが載せられた創作物も共に消された……
原初の精霊の浄化に伴うものとして――