第90章 未来への展望
自らに都合よく捉えて欲しい
それを叶える為に、その罪を植え付ける事象が起こった
同士となったそのものらは同じく、罪を分化させて植え付ける犯罪者となり、消滅という道筋を辿ることとなる
それをも正当化する、都合よく捉え、歪め、人を見ない無理強いを善として行い続けた末路なのだ
癌化の真髄について、そう説明された――
ティオナ「うえええええええええええ」えずきながら吐いてその場へ崩れる←もろに影響を受けている
アイズ「ティオナ;」あせあせ&なでなで←背を撫でる
認識したくなかったこと
1.「主犯格の癌」が自らの罪を分化して植え付けて回ることで、「自らに都合よく捉えて欲しい」という願いを叶え、その為に全てに対してだけでなく自身に対しても行っている、それが故に自覚も認識も出来ず改心も出来ないのだということ
2.魂の心を除いた自らの全ての自我と記憶が、二度と戻らず再生という形で新たに宿す、という方法で実在化をする為に継続している状況、初代もまた既に1兆5000億年頑張り続けている点
アイズ「「癌」って…何?」茫然自失←何度目かの疑問
ケイト「送られてばっかり
お返しもしようとすらしない
ハリボテだよ
中身も伴っていない
空っぽの
だから「癌化」ばかりが拡がってゆく
中身を度外視するから染まって、消えてゆく
消滅を拡げる為の
「こんなに大人数でやってるんだぞ?全て消す気か!」と
良心に訴え掛けて助かろうとする
自らだけでなく全てを巻き込むやり方で、善だと主張する
だから…「全てを巻き込むやり方」「正当化を図る根幹」を改められない
そう行動に起こしていると認識出来ないから、自覚も出来ない
そう願ってしまっているから――」
アイズ「それが…「癌」?」
ケイト「頷く)ああ
自らの願いに巻き込むのは…
自分だけであって、全てを巻き込むのは筋違いだ
振り回すのも…同じことだ」
バタリ
急に電池が切れたかのように事切れた
倒れ伏して微動だにしないそれに…
僕らは駆け寄った
神の力を用いても心肺は動かず、力の全てを送り付けても微動だにしないそれ(死んだという現実)に…急激な変化に唖然とする最中…‥四大天使が降ってきた
今度は四人揃って――
神速艇の中に急に来たそれに注目が集まる中…彼等彼女等は「体を治す為に来た」と言い出す
