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Unlimited【ダンまち】

第90章 未来への展望





ネヒト、いや、ミカエルが語る真相に
神妙な面持ちで項垂れる他の四大天使達――

それが真実なのだと…直感で察した


全てが、線が一つとなって僕等へ伝わった



ケイト『俺の願いが発端なんだ…

その責任は…私が取らないといけないことなんだ…
私が願ったことなんだから……

その皺寄せは…対価は…私が払うべきなんだよ


たとえ……誰が望んでいなかったとしても………』


そのケイトの想いが、願いが、現実にしたのだと――



ウリエル『健康(幸せや平穏無事)を害する「諸悪の根源(主犯格の癌)」…
それを愛するか…愛さないか……

受け入れるか…受け入れないか……

それは…『原初の始祖神』であるケイトの命にも関連する
深く根付く…根底とも言える……


お前達が実在出来る時間にも………


それが永遠となる為に…
あいつは…死ぬ準備を整え
死地に向かい、死に掛け
戦いを終え…

そして……全ての力と命を
使い果たし…

命が尽きた――果てた……


はずだった……


それを無理に延命させたのが…
魂の心の願いだ

もう少しだけ、一緒に居たい
その為に生きたいと…

そう願ったから…


『今』があるのだ』

そう、重々しく呟いた


酷く重い表情で…ケイトの根底にあった想いを…
原初の始祖神と共に紡がれた願いを――

だからこそなのだと



お前達の無事は――幸せは――私が守るから^^

そう笑って、手を指し伸ばすケイトの姿が見えた


俺の願いの責任だから――少しでも…自由に―――(微笑)



何も言わず…痛みに必死に耐える…その姿が―――



ケイト『気を遣わせたくない、少しでも自由に居て欲しい

だから私が負う…俺が守るよ
たとえ望まれなくとも――

大好きだから――^^


『創世神が愛した全て』を、『幸せな光景』を、消させたりなんかはさせないから―――
「あいつ(主犯格の癌)」の好き勝手にさせたりなんかは…絶対に―――←暗く光を反射しない目を、薄く開く

どうなってでも守る―――必ず…!!!』ごおっ!!!←喪っていた光が宿り、発光を放つ

命が、魂が、霊体が、光となって、全てへ注がれる
創世神の親が…かつて、残された我が身を、唯一残った心を…光へ、その想いと、力へと変えて、創世神へ全て注ぎ込んだ時と同じように――←5161ページ参照


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