第90章 未来への展望
「主犯格の癌」
「主犯格の癌」にとって都合のいいように捉える
それが、主犯格の癌がした「人を見ない無理強い無責任仇返し無限暴走もの行為」、「残虐たる振る舞い」を正当化する為に、全てに掛けて「洗脳と毒」を拡げる贄とし、操り人形とする
掛けられた人は
「主犯格の癌」だけでなく「癌一同」を都合よく捉えて正当化する手助けを、自ら率先して行う奴隷、無罪とさせる為に罪を被る贄となり、癌一同にとって都合のいいように動く操り人形となる
「それらの行為」を
自身にとっても都合よく捉え
奴隷とされていることを正しく認識出来なくさせられる
考えれば考えるほど…ヤバい状況にあったことが窺える;
それを打開出来るのが…(ちらっ)
リヴェリア「ケイトだけか」
その言葉に皆が一様に頷く
フィン「自分一人で全て背負おうとしないでくれ」
ケイト「…………
…………
………
だれ?」
削られ過ぎたが故か…
一瞬、微睡んだような目で、呟かれた
その後、直ぐに
弾かれるように、はっという表情でごめんと両手を合わせて謝り倒し、
名を呼ばれた
ケイト『自分の願いのせいで起きたことだから…
魂の前々世(創世神の親)の内に解決出来なかった私のせいで
「消滅を、歪みを、人を見ない無理強い」を、
「「癌化の呪い」をばら撒くもの(癌一同)」であっても…消えて欲しくないと願った私の…
俺のせいで、起こったことだから……私が、俺が、1人で解決しないといけないんだよ!!
足が折れても、全身が折れても…
心は…想いは、折れねえぞ
約束は果たす――必ず守る!』ぽおっ両目発光
平行世界で上記が起こった――
たったひとりでの最終決戦(原初の精霊との戦い)で―――
しかし…
摩耗が酷過ぎてなのか……削り過ぎてか…
わからなくなっていた
だが…『魂の心』からの願い……僕等のことを忘れたくない、一緒に居たい、その為に生きたいという想いが、辛うじて繋ぎ留めた
「罪」は…どんな事があろうと消えることは無い
どんな贖罪をしようとも…無くなることは決して無い……
死んだ人が、決して蘇らないように…
燃え尽きて灰になった薪が、灰から木材へと戻ることが決して無いように……
圧殺されすり潰された全てが
心を残した全てが…
一番外側にある、創世神の膜を伝って、全てへ伝搬される