第90章 未来への展望
ティオナ「最初っから言ってくれれば全部スムーズに行ったのにいいいいい;」
ケイト「出来る訳ないだろ!!?;
こっちにも受け止められる限度があるの!
受け止めたくないものだってあるの!!
受け止めたくないものまでいっぺんに受け止められるか処理し切れるかああああああああああ!!!」
ティオナ「あ…魂の願い;(はっ!)
ごめん;」お辞儀
ケイト「いや;
こっちこそ感情的になってごめん;」お辞儀
フィン「ティオナ…;」
リヴェリア「悪いが…
水を差すようだが言わせてもらう
たとえ最初からわかっていたとしても
私達にも受け入れられる限度がある
一辺に処理が出来て全て伝え切れていたとしても、それを受け入れられるかは別という話だ
ましてや…洗脳と毒まで齎されて、毒されていた時点では…な」俯き嘆息
『せめてもっと早く自覚していれば……』遠い目
ケイト「だってそんなん現実だなんて思いたくないわい!!」憮然&憤慨
ティオナ「あー…
その願いを叶えちゃったんだね」納得
多くなったし、情報を整理しようかな?
『守り(癌化の無効)』
願い:『全てに消えて欲しくない』
起点:『原初の神々(創世神の親の心)』
「呪い(癌化の根源)」
願い:「自らに都合よく捉えて欲しい」
起点:「癌一同(創世神の親殺しの罪)」
起点となるものが全て消えない限り、消えはしない
「自らに都合よく捉えること」は
「自らに都合の良いように動くこと」に直結し
「操り人形とさせる、犠牲や贄へとさせる事態」へ帰結する
掛けられた対象はどちらも、全て――
それも…己を含めた全てだ
だから…「主犯格の癌」は、自らへ、自らに都合よく捉える呪いを掛けてしまっている
そのせいで認識も出来ず、自覚も出来ず、理解すらも出来なくなっている…
どれだけ指摘を受けたとしても……改善のしようがない
という訳だ
『守り』を齎す側
『実在化』しか出来なくなる
全てに対して、実在化と、『守り』ごと与えた相手自らの持つ浄化作用を強める自浄作用を齎す
「呪い」を齎す側
「自らに都合よく歪めた認識」しか出来なくなる
「癌」に対してそうすることで「同士」となり、「癌」となって「癌化を全てにばら撒く贄」となる
原初の始祖神は、己のみを、全てを実在化する為の贄とし、その為の操り人形と化させる
