第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
ラウルの咆哮から
トリリオン・ライトが人々自らの意思で発現し←5274,5275,5305ページ参照
原初の精霊を浄化し、天へ昇らせ…その折に全てを一度光で消した上で生きるべき者達(隠れ癌を除いた全て)のみ生き返らせ蘇らせた
そして――映像が途切れ、最後にケイトが無事となって皆の無事が判明した直後に映り、そのまま飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎへと至った←5276ページ参照
人類に5000年毎に滅びを与え続けていた原初の精霊
主犯格の癌が居なくなった後もなお続くはずだった人類への宿命(さだめ)
悪を善と、善を悪と、本質を見誤った罪への罰――
それが――打破された―――
10万年もの時を越え、全ての次期原初の神々が集い、揃い…『今』がある、乗り越えた『今』が―――
これにて神国神話――第1章『一気呵成(いっきかせい)』、完!!!
神国神話――第2章―――『神々の逆鱗』!!!!
乞う!!ご期待!!!!
ケイト「ちょっと待って変なプロローグやめて!!!!?;」驚
リヴェリア「今更だろう」
フィン「あー…言っても止まらないかな?^^;」
ケイト「頼むから止めてよ!現実になりたくない!!;」
フィン「言って止まるものでも無いだろう?;」じと目
『と言うか…
ケイトがやってることだし』じいいいいいいい
ケイト「頼むからやめてえええええええええええええええええ;;」ほぼ土下座←跪き涙目で訴える
神々の逆鱗って何!?;
何がどうなるの!!?;
誰がどうなるの!!?;
どういうこっちゃか訳わからあああああん!!!;;
と続けて疑問を口々にぶつけまくっていった……
うん…
言わずもがな、神々の逆鱗とはケイトのことだろう
神々にとっても、僕等にとっても、全てにとっての生命線である訳だし…‥
『…』じいいいいいいい
ケイト「誰か教えてえええええええ;;」おろおろ半泣き
皆気付いているが誰も言わない
うん…
言わぬが花というものだ
相違の一致として、結果的に伝えないことにした
直訳すると、触れるだけで神々が激昂するとされる鱗ならぬ『原初の始祖神(神々の逆鱗)』…といった具合かな?
僕達は揃って口を噤み、温かい目で見守ることにした
ケイト「教えてってばよおおおおおおおおおおおお!!!!;
『やだ^^』
ガーン!!
