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Unlimited【ダンまち】

第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)





8歳
1月の正月、フォボス喪う
喪ったと知った時も、泣きながら鉄を打ち続けていた
7月初め曾祖母を喪い、中頃に義兄を喪う

9歳
Lv.5並に強くなる
大木の中にある異空間、修練室(しゅうれんむろ)(1815,1817ページ参照)に入る
中では地獄の業火、絶対零度の氷河、鎌鼬の嵐、夥しい雷、地面から天を穿つ無数の槍、それらの概念が所狭しと同時に存在する
外では1時間足らずだが中では1000年もの時が進み、肉体の成長時間は外の時間分のみ
自分で治さねば骨とて残らず死ぬ異空間の中で、10日間修練に励んだ

10歳
母を守る為に全ての力を送り込んで庇って実父に刺されて死に、母はケイトを守ろうとして覆い被さって亡くなった
その家に証拠隠滅の為に全て殺された上で火を付けられ、赤い布のみを残し全て燃えて無くなる(フォボスの槌は異空間収納に入れたままで無事だった)
3日後、引き取られるが馴染み切れず巻き込まない為に距離を置こうとする
心の整理が付かないだろうとのことで、距離を置くケイトの姿勢に合わせる形を取っていた
あとはケイトが歩み寄るだけの段階であった

12歳
ルーカと出会い、和解するきっかけを掴む←4892,4893ページ参照
これまでと変わらず酷いいじめを受けていた(お前を大事に想うものは皆死ぬ、と喚かれ石を投げ付けられていた)
が…ルーカはそれを笑い飛ばした
そして掛けてくれた――

「それがどうした?お前を大事に想う人はいるだろう?
なら一人じゃない!

親無しでも強く生きて行けると証明してみせるんだ!それが私の生きる道だ!」
「元気出しなよ?そんな奴の言いなりなんてなってたら勿体ないじゃないか!^^
折角の人生…お前の為に使え!!

お前のことが大事でもない奴なんかに負けんなよ?!^^」にししっ
「約束だぜ?^^」ばあんっ!←指で鉄砲を作り、撃つ仕草をする

本当の家族となり、大事にし合える関係となった
初めて会ったアマゾネス、彼女に感謝し、憧れ、同じ髪型に短く切った
しかしケイトはただの色黒のヒューマンとしか認識してはいなかった
大事な恩人として覚えており、いつかは恩を返そうと、切に祈り願っていた



そして――15歳
誕生日に義父母と妹を亡くし

4月19日、意識がまだ戻らない中で起きたアマゾネス狩り(588,599ページ参照)で…ルーカを喪った


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