第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
「世界同盟をケイト同盟に」
ケイト「やめえい!!!!」
どっごおおおおおおおおん!!!!
どこまで行っても収まることはなく……
その後…熱狂が冷めやらぬ中で
このままではたったの一つでも付けれない限りいつまでも続くぞ、とリヴェリアから苦言を漏らされ指摘を受けたのもあって…←原初の世界神は全ての世界の把握が出来る為←4880ページ参照
ようやっと、神国の名こそルミエルのままだが
ある都市、一つのみがケイトと名を付けられたという……
そこは………新たな開拓地、リアリィであった
流れ着いた場であるので、新たに貰った土地なので
まあやむなしとされた
これでもうつけようとされないのであれば、と条件を付けた上で――
そうして――ようやっと熱狂は収まった
今は7月10日の昼頃で、魔石を売りに出して回っている&技術提供をして回っている所だ
ひいおばあさん(曾祖母)が残した予言
その情報がどこからか漏れて
革命賛成派に知られてしまい
お前に殺されたのだと言われ
いじめられ涙を滲ませていた
そこに通りがかったのがフォボスだった←5341ページ参照
自身の勝手に治る力を得る為、ケイトへ6歳までヘレイオス街の人々ヒューマンは好き放題に拷問紛いの目に遭わせ続けた←32ページ参照
しかし…それを止めたのがヒューマンとしてかつて国の中枢にいた従兄違い、リヨン・リードだった…
姉が亡くなってから義兄となり、支え続けてくれていた
彼の近しい身内がリヨンの祖母(ケイトの曾祖母)以外に無く、その介護に勤しんでいて全く間が取れない中でのことであった
「なんとか操り人形にしよう、出来なければ殺そう」という革命に対し、反対派であることから他とは折り合いが悪く、ケイトがされ続けているような迫害まではいかなくとも距離を置かれている状況であった
曾祖母「あの子は優し過ぎる
新しい時代を作るだろう
その時には私は居ない
お前も居ない
街の人達も…全て……
オラリオに行けば死ぬ
殺されるんだよ
それでもお前は行くだろう
万全の準備をしていても
必ず死ぬ
だから…悔いの無いように生きなさい―」
リヨン「…はい」涙目震え
曾祖母「予言の子はあの子だ
全てに希望を齎す息吹となる
世界、全てを照らすだろう――」微笑し目を細め眩しそうに未来を見る
