第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
原初の精霊との激戦の際、
皆が皆、身に付けていた魔力金属が粉々に砕かれたこと
それを受けて、新たに生み出されたものだった――
ケイトが即興で考え、その上でこういったものがあったら…
と考えたらしい
事実、質だけで言えば勝てていた訳だし、影響も一切受けずにダメージも与えられる事態にも至らなかったはずだろう、とのことで…
防護服、その観点のみにおいて新たに作り出し、作り直したらしい
魔力金属においては…権威の象徴として、形のみ残される形となったようだ――
創世神を魔石で表記するならば
量∞
質8兆
恩恵と魔力操作は無しで計測される
肉体よりも魂の方が強い
その為起こった現象である
僕も肉体が無ければ変わるのかな……(遠い目)
ゲートに関してだが、一般人の利用は緊急時の時のみに利用が許可されるらしい
緊急避難においても役立っているそうだ
安全地帯である神国に行くのに
一旦オラリオを経由する必要があるが
オラリオも神国となったことで安全地帯となり、避難が瞬時に済むようになった
オラリオでは
魔石や魔石製品を取り扱っており
その加工や委託を受けたり等して生計を立てている
オラリオは神や人が多く集まっており
冒険者達の都として、迷宮の都と呼ばれ、親しまれている
~国の名前~
『神国の名をケイトに!!』
ケイト「やめてえええええ!!;」真っ青
同時刻――
ラーファル王「アルヴの森をリヴェリアの森に!!」
エルフ一同『おおおおおおおお!!!』
リヴェリア「やめんか!!!」ちゅどおーん!!!!爆発四散
アスフィ「まさか…」青ざめ震え
アース王「海洋国ディザーラを
海洋国アスフィにいいいい!!!」
海洋国一同『うおおおおおおおおお!!!』
アスフィ「やめて下さい!!!!何回言ったらわかるんですか!!!!?」
どごどごどっごおおおおおおん!!!!!
ぷしゅー
全員黒焦げだ…;
命に別条は無い
きちんと加減したのだろう
折檻も兼ねてのものらしいしね…ははは^^;
以降…ゆかりのある土地で、あちこちで名を改名されかけた訳だが…
「ケイト王国に」
ケイト「いい加減にせんかあああああ!!」
ちゅどーん!!
……各地での馬鹿騒ぎが収まるのに、時間が掛かるのは仕方なかったとだけ記しておこう
その暴動は一日で収められた
