第86章 紡ぎ
要するに――この世に『2代目原初の始祖神』が遣わされるということは…「ベル・クラネルと同じ魂」がいるということだ
ケイト「はへええええええええ…
知らなかった…」ぽかーん
始祖神「いや気付いてよ;」
原初の神々『無理でしょ』きっぱり
テロップ『うんうん!!』激しく頷く
『次世代の原初の神々』=この世に置ける『8人の原初の魂』、
『当代(現役)の原初の神々』=原初の魂に宿った『原初の神々の分体』、
双方の力を合わさなければ、浄化の目途は立たないという
ケイト「いやああああああああああああああああああああああ!!!!;」
ベル・クラネルは、問題児なんて生温いほどの悪逆非道の極悪人と思わないと、いや、思っても足りないぐらいヤバい存在だと追記しておこう
1兆5000億年ごとにしか生まれない次元の癌だということだ――
ケイト「ヤバいじゃん!!!;」
フィン「ンー…;
そんな次元すら生温い気が;」
ガレス「全くじゃ;」
滅神「居るだけで困る;」
調停神「全ての癌化の源よ;」
始祖神「全ての魂の面汚し;」
ケイト「そこまで言わんでも;
原初の神々『言わなきゃやってられません!!!!;』
ケイト「はい、済みません;」お辞儀
フィン「その癌が遺した闇なんだからね…」遠い目
ガレス「浄化には程遠く時間が掛かるのも無理は無いか」
滅神「そもそもがこの世のみに癌化の闇を留めて置けるだけでも儲けものだし非常に助かる」
調停神「絶対に出来ないぐらいヤバいから、本当に」
始祖神「この世が消えるのも仕方がない理由、わかる?;
どれだけ浄化しても、全ての力を持って浄化しても、足りないぐらいなの
だからこの世に生まれ変わらせたの;
だってこの世以外では実在化出来ないから;」
この世の皆『そんな存在寄越すなよ!;』
始祖神「しゅみましぇん;」ずうううん
肩身が狭そうに身を縮め、肩を落とす初代原初の始祖神だった
ケイト「それ以外に方法が無かったのもわかるけれどもさあ…;
まあ…
この世にも欠陥はあるしなあ…人類っていう;」
始祖神「地球人限定ででしょ。ルール付けがなってないからね;」
ケイト「『人を見る心』を磨くことに重点を置くこと、評価基準を移すことは出来ないの?;」
原初の神々『難しいんじゃない?
と言うか消すしこの世ごと
二度と出す気は無いし』
