第86章 紡ぎ
閉じ込められて…触れ合えない
やだ、恐い
もっと大事にしたいのに
その時間作りたいのに
もっといっぱい…いっぱい……」ぽろぽろ
フィン「いるよ
一緒に
たとえ触れられなくても…傍にいる
ずっと…
本体は、君の隣にいるよ
だから…大丈夫だ」
ケイト「フィンんんんんんっ(ぶわっ)
うああああああああっっ←瞑目天を仰ぎ慟哭
結婚してええええ」
フィン「もうしてるだろう!?;」
ケイト「もっとおおおおお」
フィン「ぷっ
ははははは^^
ああ…君の気が済むまで、付き合うよ」くすくす片目瞑り
ケイト「もっとおおおおお」
フィン「はいはい^^(ぎゅうっ!!)
愛してるよ…君だけを…ずっと愛し続ける」
ケイト「私も…永遠に愛し続ける、大好きだよ、フィン」
フィン「ああ、僕もだ」
ケイト「ううううううううううう」ぎゅうううううううう
フィン「よしよし(ぽんぽん)
いつまで続くかな…はははっ^^」
こんな時間も、悪くない
閉じ込められている中で
少しでも…支えとなるのなら
そう、抱き締め背をぽんぽんとあやすように叩きながら、遠くないだろう未来へ想いを馳せた
愛してるよ……ずっと
その先に…何が待っていようとも……
清浄化
それがケイト、だけでなく…原初の神々、原初の魂の皆が宿している根幹なのだと言う
創世神の親を殺した当時
魂の中での癌一族及び隠れ癌の人口比率
4割
神(光そのもの)
1割
霊界(中身は光)
1割
地獄(中身は闇)
3割未満
隠れ癌(神から地獄、全ての中の一定数、癌の闇によって癌になった魂)
1割未満
癌一族(癌でも実在化できる世界に閉じ込められないと生きられない者達)
隠れ癌
癌とならずに神となって神界に紛れ込まれたら困る
神界や原初の神々界で癌となって爆発されたら、また創世神の親と同じことが起きるし全部消える
ので、必ずこの世の内で癌と接触させる決まりが出来た、いぶり出す為
神として完成した状態で生まれてくることもある為、注意が必要
なので、どんな階層であれ必ずこの世に一度は生まれ変わらせて癌と接触させる決まりが出来た
決まり
・魂の階層が生まれつき神であれ何であれ、必ずこの世に一度は生まれ変わらせ癌と接触させてから原初の神々が宿る原初の魂と接触させる
・癌一族と隠れ癌を助けてはならない