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Unlimited【ダンまち】

第86章 紡ぎ





ケイト「…そっか」

精霊王「今この時代にあるヒューマン以外の全ての種族は、ヒューマンが変質したものに過ぎん
悪しきヒューマンではなく、たとえ何を受けようとも善を選んだ
――清きヒューマンのみ

神や精霊は、別としてな


あれから…人類を守り人にしてはならないという取り決めが出来た」
ケイト「あれ?私は守り人だけど」
精霊王「わしの半身なんじゃから別じゃ」
ケイト「あ、そっか!」←後ろ頭に手を当てる

精霊王「まったく…
(清浄なものでなければ半身として選ばれんというのに、まったく)←心中にて嘆息を零す


力は時として毒になる
責任を取らない力は、欲のままに暴走を繰り返し、全てを汚染し滅ぼし消滅に至らせるだろう、自他共に――
そう戒めが深く残された
例外はない

自らのしたことに責を負わぬものは、滅びしか生まぬ」

ケイト「じっちゃん…(真剣)

おら難しくってよくわかんねえ
もっと噛み砕いてくれ!わかりやすく!」
精霊王「ずっこおおお!!←その場で地面へズッコケる

ごほん!←素早く起き上がる
兎も角…自分のしたことには責任を持てということじゃ
それを軽んじ蔑ろにするなとな」
ケイト「なるほど!」

精霊王「そこを蔑ろにするから暴走を生む
人も見ずに、やりたいようにし、何の咎も受けん
出来るだけの力を身に付けたから
力さえ身に付ければよいというものでもない
人も見ずに振るう力は、悪でしかない
その時点から、穢れ無き者から、悪しき者へと変わる

人を見ず、自らのしたいようにし、したことに一切の責任を取らんろくでなしとなるな
悪しき癌を庇うな
そのものの為に動くな

わかったな?」

ケイト「うん!わかった!
気を付ける!!(ぐっ!!)←両の手を前に構えて拳を握り締める


ちょうど今回で100回目か?」

精霊王「……………まあ、そうじゃの」

ケイト「おおおおお!!
祝100回!!?」キラキラ←大漁旗を掲げる
精霊王「めでたくないわ!!!」怒
ケイト「しゅみましぇん…;」たらーり


精霊王「50万年前に一度滅ぼし…
3万5000年前にも…←4615,4618,4631ページ参照
5000年毎に滅ぼしとることになるかのお」←1041,2036,2990,4816,4818,4873ページ参照

ケイト「ふう~ん…人類って落第生なんだね」あっけらかん


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