第86章 紡ぎ
是非とも聞きたい!
礼はする!(えっへん!)←腕組み仁王立ち
何がいい?」どーん!!
精霊王「………;(頼みごとをする態度ではないが…;)
ふっふっふっ
なんもいらんわい、ばかもんが…^^くっくっ
お主が傍にいて、ここまで生きてくれたこと…
それで十分よ」
ケイト「…じっちゃん…」
精霊王「ケイトよ…
ケイト「ありがとう…
大好きだよ」
精霊王「わしもじゃ
愛しい孫よ」
ケイト「じっちゃん…」じーん
精霊王「ケイト…」じーん
はぐっ!!
ケイト「で…仔細は?」
精霊王「話を戻すな
まったく、もう少し噛み締めたかったというんに」溜息
ケイト「ごめんね^^;」たはは←後ろ頭を掻く
精霊王「ふふっ、まあええわい(微笑)
可愛い孫娘の頼みじゃしなあ
さて…どこから話そうかのお…(右手で顎髭を撫で、遠くを見る)
そうじゃのお…
あれは…わしが生まれてから、ちょうど238年が経った頃じゃった」
ノアの箱舟
神への信仰が薄れ、やりたい放題
自分を大事にしてくれる人を利用し、大事にせずに使い捨てにする始末
始末に終えない人達ばかりとなり、正しい道を示す所では無い
聞く耳も持たないで、聞いたとしても自分にとってで歪めるから
そこで神様は「だめだこいつら、早く何とかしないと」と考え、とりあえず洪水を起こして地上をお掃除することに
今から5000年前
全ての生物は終わりを遂げました
原初の神々が残した神域に避難した、旧生物を除いて――
エルフは世界神に
ドワーフは調停神に
小人族は滅神に
海底人は始祖神に←10万年前からずっと、4061ページ参照
獣人は邪神に
アマゾネスは廃棄神に
精霊は清浄神に
神は時空神に
ヒューマンは滅んだ
ノアの箱舟に乗ったものを除いて
ノア達が方舟を出て神様に感謝をすると、神様は「人を滅ぼすような洪水は二度と起こさない」と約束し、空に虹をかけた
ケイト「今度は洪水以外で滅ぼさないとね…
地震で滅ぼす?
それとも恐竜の時と同じように隕石で滅ぼす?
人類を滅ぼすの、これで100回目だろ?
もう慣れたんじゃないのか?
人間達が自分で滅んだ
という方が正しいけれど」
精霊王「大地を汚染し、海を汚染し、自分達で住めない環境を作り、自ら滅んだ
それを洗い流す為に洪水を起こした
というのが正しい起源だ」