第85章 エラー
フィン「その線引きを守らないと癌になるんだね」
ケイト「そう(頷く)
それ(人の想い、心)を気にしないこと、見ないことが、どれだけ酷いか、わからない人はわからないから
あさっての方向を見てる感じ
だから困るの
人も、周囲も、ものも、皆」
『…なるほど』納得
ケイト「お互いにとって…心地よくいられたら、それが一番いいんだけれどね……」
そうしみじみと一息零しながら呟いていた
始祖神「迎えに行くって言ったのに…」いじいじ
ケイト「ごめん、楽しみに待ってるよ;
って違う!!;楽しみに待ってちゃいかん!!;みんな消えてる!!;」さあっ!!←真っ青
『今更!!?;』
シルフィードという風の精霊をそろそろ返したいのですが…いつがよろしいんでしょうか;(たらーり)←未だ待機中
始祖神「死んだ後も行くからお任せあれ!!」キラン!!
ケイト「一緒に居るでしょ、既に;」
始祖神「バレたか」ぺろっ←小さく舌を出す
ケイト「もお(苦笑溜息)
…楽しみにしてる」微笑
始祖神「うん!」お母さん「私もよ!!」
ケイト「え!!?;
いや嬉しいけど…ありがとう//」ぼそっ
今世でのお母さんもまた飛び出してきたそうな…
お迎えが一杯ですね…(遠い目)
ケイト「あ、シルフィード←精霊が自力で戻る
ありがとう、リュー^^
心地よかったって、お前の魔力」
リュー「はっ!)
い…いえ//大したことでは」ごにょごにょ
ケイト「じゃああっち行こっか」ぐいぐい
リュー「え、ええ//」もじもじ
されるがままに、ケイトに手を引っ張っていかれました
その手は大きく、がっしりしていながらも優しく、柔らかかった
引いてくれている左手を見ると…僅かに光っているようにも見えた
ケイト「よし、着いた」微笑
リュー「…‥え?」目を丸くする
ケイト「ここは夜の森って言って…闇の精霊の支配下にあるんだ
ここら一帯はずぅ~っと夜で、月も出てる
森も深いし、言うこと無しの絶景だろ?^^」にししっ
誰もいない夜の森で、2人の永遠の愛を月に誓う――
脳裏に浮かんだのは…ひとつの夢想
ケイト「あれ?誰もいないな」きょろきょろ
リュー「ケイト!!!!!」
ケイト「は、ひゃい!!?」気を付け
リュー「永遠の愛を月に誓います!!////」
ケイト「へ!?///」ぼんっ!!