第85章 エラー
後に…トラブルメーカーならぬ、トラブルクラッシャーなる造語が誕生したのはここだけの話だという……
フィン「全く…君はビックリ箱のようだね;」腕組み嘆息←思案顔で双眸を見据える
ティオナ「ホントホント!」二度頷く
『こくこくこくこく)』何度も頷く
ケイト「ははは…^^;」そっぽ向く
まさか全力を出すとああなるとは思いも寄らなかった、とばかりに苦笑していた…
次に行くのはエルフの国だ
今はまだ移動しておらず、旅程の半分も満たない
エルフの国との中間の場所で一泊する予定だからだ
そう端的に伝えられ、移動をすることになった…
次に泊まるのは精霊王の森になるだろう…
まさか新婚旅行先に再びなることになるとは思いも寄らないだろうが…
精霊王としては大歓迎なのだとか……
後に…沼の王の件で謝礼を渡したいと急遽連絡が入ったのだが……
ケイト「これまで散々苦労してきたんだろう
なら…せめてもの恩返しってことで受け取ってくれ
被害を食い止めてくれてありがとう
本来なら…もっと出て行っても、拡がっていっていても、おかしくはなかっただろう
沼の王の傘下、魔物(モンスター)達の領域が
だから…受け取ってくれ(微笑)
お前達の幸せこそが私達にとっての何よりの謝礼だ^^」
その意に、神国の皆々は挙って同意し、歴史に残されることとなり、度々話題に上がることとなった
ケイト「アスフィ…
この形態になれたのは…お前のお陰だ
ようやっと、踏ん切りが付けた……
代わりが居ないから、早く行かないと、自由にさせたい、と…そう、思考が囚われてしまっていた
今は…落ち着いている
全て吐き出して、思考が整理された
お前が助言してくれたお陰で、考えも、想いも、ようやっと整理された
…ありがとう…生きててよかった」微笑
アスフィ「!…(瞠目)
…///
いえ…そう、想ってもらえて…嬉しいです//
どんなにか言葉を尽くしても足りないぐらいに///」
あまりの激情に、言葉が喉に詰まり、
涙が一筋、頬を伝って落ちていった
顔は…互いに零れ落ちんばかりの笑みを湛えたまま……
ケイト「…そっか…
よかった…そう思ってもらえて……(ほっ)←安堵からの心からの微笑
私も嬉しいよ…ありがとう^^//」
アスフィ「私こそ…ありがとうございます^^//」