第85章 エラー
ケイト「いやだああああああああああああ!!!
目立ってる目立ってる目立ってる!!
初期化初期化初期化初期化ああああああああああああああ!!!!」
始祖神「そこまで言わなくたっていいじゃない(しくしくしくしく)
よよよよよよよよ(ぐすんぐすんひっく)
ぐすん」
ケイト「……ごめんなさい;」たらーり←冷や汗が流れ落ちた
明らかに覆う面積も体積も大幅に減った
だと言うのに…
力が毛先まで、端々まで行き渡っているのを感じる
深く、強く!
始祖神「これでやっとお揃いね!(キラキラ)
キャッキャッ^^//」にこにこルンルン
ケイト「唖然)…
(くす)
うん(微笑)
可愛いなあ^^」くすくす←和んでいる
部屋に戻った後…
ケイト「まだ神になってから日が浅いから
力の使い方が雑で大雑把でいい加減なんだと
実際、神の力を扱う練習なんてせずにここに来たからなあ(苦笑嘆息)
まあ…そんなこと、言ってられる状態じゃなかったし」
遠くを見て、沈んだ表情でぼやいていた
始祖神「羽根の根元は全て繋がっており、それぞれ別々に動かすことも可能
光を体外に出すことに特化した形態なので、ミナギッテキタ状態に近いの」
ケイト「古いぞ表現が」
始祖神「え;」ぐさっ
じと目でのツッコミに、少しショックを受けたらしい
始祖神「普段のあれは防御形態
怪我を負わないように、ってのが主軸に置いたもの
闇に侵されない根源なの」
ケイト「なるほど」
四大天使はラファエルの他に三人おり、それぞれ始祖神の身の回りの世話をしてくれているらしい
動きたくても動けないので、代理として筆頭になって動いてくれるのだとか
ケイト「以前よりも」
『でかいでかいでかい!!;』
ケイト「以前の感覚でやったら大事故になるぞ;」たらーり
左手を見つめグッパーしながら冷や汗混じりに呟く
始祖神「やっと同じね」うっとり、ふふふっ^^
と、言われた
ケイト「始祖神も同じ格好なのか」
始祖神「戦闘形態!」
ケイト「なるほど…」
全部純白なんだとか
闇を光に変えるものとしての証なんだと
頭や足に向かって生えている翼が、保護膜の役割を為しており
腕に向かって生えている翼が、攻撃用、調整用も兼ねているのだとか…
それぞれの翼の役割を知った
後に…神王の諸国漫遊と呼ばれる先触れであった