第84章 竜の巣
半径5m×高さ450mの円柱78.5㎡*450m=35325㎥にぎっしりと詰まった、掌サイズの卵0.000679㎥
つまり…35325/0.000679=5202万5036……
確かめなければ死活問題だ!!;(ぞおっ!!)
エル『3日で成体になります。
つまり1日で全長1m伸びます。
そうでもないと生き残れなかった為、とあります。
そう進化したと…』
『なるほど…』
フィン「底までさらわないといけないね」
ティオナ「ええええええ;これ全部!!?;」
アイシャ「目に見えるだけでもかなりいるね」
メイ「可愛い^^♪」
アルテミス「しかし…500はいるが…;」
椿「多分底でどんどん増えてるだろう…
何にせよ確かめる必要があるな!」
ケイト「私が路(みち)を開く!皆頼む!!」ばっ!!
そう両手を大きく拡げた瞬間…
半径5mの地底湖がぱっかりとモーゼの滝のように底に至るまで別れた
底には既に夥しい数の水竜たちが…;
そして…ケイトの周囲にも;
アイズ「ケイト…大丈夫?;」
ケイト「私に構うな!!行けえ!!」
凄い絵面だ…;
全く見えないレベルにまで水竜たちが全身に纏わり付いている
両腕にしがみ付かれぶら下がられながらも、必死に腕を上に上げて体制を取り続ける親子の姿のようだ…‥;
その叫びに追い立てられるように僕達は迅速に作業を進めた――
ガレス「底まで全てさらったが…(ざぱっ)←水の上に上がって水面に立つ
これで全部か……」
『5000匹…;』
リヴェリア「こうしてみると圧巻だな…;」
ティオナ「どうするの?これ;」
フィン「神速艇に乗せていっているが…」
ケイト「本当に良かった!!広く作って!!」だばーっ!!滝涙
全身に張り付かれながら必死に、モーゼの滝のようにしてくれて助かった;
『きゅーきゅーきゅーきゅーきゅー♪』一目散に追い掛ける
ケイト「なんでこっち追いかけてくるのおおおおお!!;」脱兎の如く疾走
レイ「親だと思ってるみたいです」微笑
ラーニェ「沢山いるな」
アーニャ「全部で5000匹も…
じゅるり
美味しいのかニャア//」キラキラ微笑
リュー「食べないで下さい」ぺしん←アーニャの額を叩く
アーニャ「痛いニャ!!;」
エル『海水でも淡水でも食料に出来ると記載があります。
どこでも大丈夫ですよ?』