第82章 光芒(こうぼう)
それでも「癌」は、
『「癌」を愛して信じる者達』に対して、巻き込んで危険に晒すばっかりで
それよりも「自分の願望第一」で、だから…死んでゆくんだ
「癌の大事な人」ではなく、『「癌」を大事にしようとする人達』から、率先して――
ケイト(剪定者発現中)「それでもなお信じ、愛そうと、大事にしようとするこいつらを、守りたいだけだ
そういうこいつらだから!守りたいんじゃねえか!!←瞳発光
それを守りたいとも思えない人間に!癌に!
いくら何言われようが関係ねえ、何されようともな!!
死んでもこの想いだけは譲れねえ…!!!
誰からどう思われようが構わない
どんなにそれで、俺個人への悪口を言ったって赦されるとやりたい放題されたって構わない
こいつらを守りたいだけだ
その想いを、勝手に勝手で歪めて、
癌の悪口を言われたんだから、好き放題俺個人の悪口を言うぐらい許されるはずだと高を括って、
やりたい放題やって笑ってろ
あの世に行ってから自分のやったことの罪を思い知りゃいい
二度と戻れやしねえがな、同じ魂の位には――地獄のどん底を越えようがてめえひとりで選んで取った行動だ、てめえひとりの責任だ、知ったこっちゃねえ
勝手にやって、勝手に消えてろ」睨視
「カチン)じゃあ殺してやるよ!!」
アイズ&アイシャ&フレイヤ達『させない!!』
アイシャ「今まで散々目を瞑ってきたが、もう今回ばかりは堪忍袋の緒が切れたよ!
癌…
ずっと守ろうとしてきた私達だが…今回の事で見限ることに決めたよ!
あんた(癌)らをぶちのめす!!」歯噛み睨視
アイズ「私にとっては、誰よりも大事な人なの
世界中の誰よりも、一番愛している人なの
だから‥邪魔しないで!!
あなた(癌)達なんか…大っ嫌い」嫌悪睨視
フレイヤ「二度と現れないで頂戴…不快だわ
さようなら…永遠に
癌」冷たい目で全身ごと逸らす
これは異世界に置ける内容だが…
癌に対して…こんなことまであった
僕等ばかりがデメリットを背負い、それのみを押し付けられ、
それでもなお、押し付けた癌達は素知らぬ振りを決め込む
見向きもせず、ただただ笑うだけ
何も悪いことはしていないのだと、そればかりだ…
その我々に自らした、今もし続けている「悪いことや不都合なこと」は全て、「無いものとされる、好きに歪められる」
