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Unlimited【ダンまち】

第82章 光芒(こうぼう)





精霊王「よかった…よかったのおおおおおお;;;」ぶわあっ!!!号泣

今度は精霊王が滝のように涙を流し始めた…;


精霊王「わしもずっとおるぞおおお;;;」ひっくひっく

ケイト「うん…ありがとう、じっちゃん^^」なでなで←背を撫でる

そうして…再び、今度は屋台街の方に出た。


ふと目に付いた裏路地…そこに目を向けていると


神職者が声を掛けに来た

そう言えば2人きりでお耳に入れたいことがって言われてたっけ

ケイト「ねえ、話って何?」

神職者「ここではできない話です…
もう少し距離を取りましょう」

ケイト「…←皆を見やる

わかった」


ダイダロス通りのような路地裏を通り、入り組んだ道を通り過ぎてゆく

神職者「ここでいいでしょう」
小さな広場に出た

人も全くいない、気配も何も無い場所だった

どうやら立ち入り禁止区画で、人が立ち入れない術式を組んでいるらしい


神職者「危険が迫っております
御身に」

ケイト「私にか?」

神職者「はい…ここは聖結界で守られてます故、守れます
ですが…一度出れば、闇があなたを飲み込み封じ込められるでしょう」

ケイト「そうか…それから守る為に、わざわざこんな所に?」
神職者「ええ…それ『も』あります」

ケイト「『も』?」

神職者「ええ…
封じさせてもらいます!」
ケイト「!」ばっ!

身構えた…だが、何も悪いものは感じなかった


ケイト「え?」

神職者「邪気を封じさせてもらいました、あなたの魂内に
これで…あなたの闇が利用されることはありません

騙すような形になってしまい、申し訳ありません
秘術故、人のいない場でしなけらばならない制約でしたので
先祖代々に渡り受け継がれてきたものです…神託の技能と、共に

如何なる術式を持ってしても、あなたの闇を吸い取ることも叶いません」

ケイト「闇や邪気があるとまずいのか?」

神職者「ええ…それを元に、強化される類のものです
敵の術式は全て

ただでさえ強化されるのですから…あなた様ほどのものとなれば……」

ケイト「太刀打ち出来なくなる、か…誰であっても」

神職者「その通りでございます」深々お辞儀

ケイト「このことは、国王には?」
神職者「申しておりません

秘密事で通せとの神託でしたので」

ケイト「分かった、このことは胸にしまっておこう」


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