第80章 願い
癌にならないよう、気を付けてもいた
でも…いずれにせよ、変わらなかった
いや…頑張ることにこそ意味はあるんだろうけれど…‥
そう、頑張り続けてきた反動で、徒労だったと知った分、激しい疲労感と脱力感で一杯になっていた
胸の内まで……
ごめんね――
一杯、苦労を掛けてしまった
心配とかも、色々……
始祖神「気にしないでいいのよ」
無理に…無茶なことに、付き合わせてしまった
始祖神「私自身の意思よ!
あんたの意思じゃない!!自分で決めたの!!
無理強いされてなんかはいないわ!!」ふんすっ!!憮然
たとえ…そうだとしても……不要に
始祖神「不要じゃない!!!!
あんたが一体いつ誰を巻き込んだの?
助けを求めて助力求めたの!!?
当事者以外巻き込んでいないじゃない!!誰一人として!!!!!
そう努力することが大事なのよ!!!!
ましてや自分より力無い者に攻撃して回ってでも、って訳でもないんだから!!
いい加減自信持ちなさい!!!!」
手厳しいよ…本当に^^;
私には……そうすることさえ、無理だったのに…
始祖神「あれをやって心も痛めない認識に問題があるの!!
そんなんじゃないのに癌だなんて馬鹿言わないの!!!
あんたは癌じゃないって堂々としてなさい!!撥ね除けなさい!!!もっと毅然に!!!!!」ぷんぷん!!
ああ――そうするよ……‥(涙目)
ありがとう…←目を伏せ、やっと微笑する
四の五の言っても、始まらないよな…
問題は、これから……
どうするかだ、それを経て……
始祖神「そう!!」キラキラ!!←目を輝かせる
(くす)……
本当に…同じなんだな―――
内心、そう思った
ケイト(大好きだよ…ありがとう)微笑
感謝を伝える為、言葉にして伝えた
始祖神&お母さん&神々「私もよ!!」
ケイト「ぷっ)
^^//」くすくす
『あっはっはっはっはっはっはっはっはっ!^^』
周りには聞こえない、魂の声…
だが…それは確かに、高らかに響いた
雲から晴れ間が出て、光のカーテンが私のみに掛かった
天使の梯子から…温かな何かが伝わってきた
頑張れ――
と声がした
それに短く応えた
ああ――←胸の前で左拳を握り目を細め
頑張るよ←微笑し前を向く
その目に…もう、迷いは無かった