第78章 火の都
魔神が封印された魔界を見張る『守り人』の役割を与えられることとなった…←2037ページ参照
フィアナが神となったのは、今から3000年前のことであり、
一度神々に紹介と共に説明していたのだが…忘れ去られていた
神々が降臨する時期(1000年前)と重なったのもあり、神として降りられなかった……
まあ、そんな訳で…フィアナとは3000年前の存在であって1000年前の存在ではない
1000年以上前に作られた、オラリオまでの切り拓かれた道…
『真勇の蹄跡』、『フィアナ・コーズウェイ』を作ったのは、その子孫達だったとのことだ
皮肉なことに…
同じく、フィアナと呼ばれる女性に導かれた騎士団、団長としてフィン・マックールが名を連ねていた
彼等でも果たせなかったことを、成し遂げていったらしい
3000年前…フィアナは晩年、騎士団と共に小人族(パルゥム)だけの国(楽園)を作っていた
それが…ヘレイオスが晩年に辿り着いた、ヘレイオス街の基となった国……
名を――ティル・ナ・ノーグという…
2820年前…その子孫が、雷の龍神と結ばれて娘を残した
それが…僕の前々世
ケイトのご先祖、ヘレイオス街初代妃ケイトだと言う
ケイトの前々世、ヘレイオスと結ばれて初代王となり、2年も経たずに死んでいってしまった
妊娠したばかりに…
子供が精霊王の半身、血の契約を引き継げるばかりに、
お腹の子に、精霊寵愛が移って、ヘレイオスは自動で治らなず、蘇れなかった
まあ…今更だ
因果というものがあるのかもしれない…
そうも思った
ああ…だからか
僕とケイト、フィアナは密接に結びついている…
ケイトの前々世の時、フィアナも生まれ変わらされており、
王族の頃の婚約者だったと聞いた時は、気が狂いそうになったが…
まあ、こちらに結びついてよかった(安堵の溜息)
理不尽な目に遭い続けてきた人が、ようやく自分を出せて笑い合えるんだ!これ以上のことなんてあるか!?^^♪←2038ページ参照
君の信念は…昔から変わらないんだね
ついでに言っておくが…
創作されたアルゴノゥトとフィアナ騎士団は実在しない
それ以降は絶筆になっており、それが実現されたのが癌の世界だったのだと思われる
まあ仕方ないね…あまりにもご都合主義だし、一方的過ぎるし……