第78章 火の都
ケイト「別にいーじゃん
切羽詰まってたんだし
何も害は無いだろ?」
『そういう問題じゃない!!』
ケイト「結果的に害があったら怒ってたけどな?^^
特にお前らに」かっかっかっ!←大笑い
『笑い事じゃない!!!』憤怒
ケイト「お前らに傷でもあったら殺してた」真剣←ガラリと変わる
『オーバー!!!;』憮然
ケイトが主軸となり、全員で一丸となって、力を束ねて『創世神の力』を再び降臨させた…
アスフィの協力もあり、火へと転化させ、エピメテウスでも扱えるような形態にし(穢れた天の炎の浄化のみにしか使えないようにもしている)…
そして――主導権をエピメテウスに渡し、原初の火と一体化している影響からか…難なく浄化出来た
ついでに言うと……
闇「うめえ!うめええええ!!!
この闇すっげぇうめえええ御馳走だああああああああ!!!」キラキラ
ケイト「………;
ここに住むか?いっそ」
闇「いいのか!!?是非に!!!」キラキラ
よっぽどおいしかったんだろう…;
天の炎につこうとしてくる闇が美味しいのか…
凄まじい食いつき具合で…;
うん…
まあ、これで…‥
今後、何があっても闇だけは食らい、尽かせ、穢れを無にし続けてくれることだろう――
穢れた天の炎に化させる予防は出来た
用件…
依頼は無事、達成かな?
プロメテウスを殺すといった大願もやめるようだった
神創武器、神器とも言える神を殺せる武器
それを…彼は自ら、神殿に奉納した
二度と、手にする気は無いらしい…‥
曰く、自身の心に従ったまでのこと…だそうだ
自分で、自分の意思で、決めたらしい
オリンピアに帰ってきた国民達、大勢の拍手喝采や大歓声を前にして――
ケイトに頭を下げようとしたが、顔を上げろよ
と、クゥーと共に、力でそっと止めた
ケイト「救国の英雄だろ?
情けない姿を見せるな←真剣
この国の中でぐらいはさ
^^←にっ
英雄!!♪」どおんっ!!←胸を左拳で叩く
エピメテウス「ぁぁ――
ありがとう」
滂沱の涙を流し、それでもと頭を下げた
怨み等の慟哭ではない
ぶつけ先の見つからない怨嗟等でもない…
感謝と…喜び…からの、『嬉し涙』だった
よかったね…エピメテウス
そう、静かに想った
国も民も、エピメテウスさえも…救ってみせた