第78章 火の都
エピメテウス「勝手なことを抜かすな!!
それが出来たら私は
私は――こんな風になって等いない!!!」
ケイト「今からでもやれよ!!
いいんだよ!!!!!
そんな風でもいいんだ!!!
私にぶつけろよ!!!!
お前の苦しみも痛みも全部引き受けてやらあ!!!!
慟哭だろうが怨嗟だろうが何だろうが関係ねえ!!!!
お前の!!心だろ!!!!!!
お前が殺すなよ!!!!!!!
大事なもんじゃないのかよ!!!!!!!
お前の友が!!最期の瞬間まで想った、大事な連中(お前)を!!お前が勝手に見捨てんなあああああ!!!!!」涙
エピメテウス「っ‥(つー)←涙が頬を伝う
うっ←双眸から涙を零す
うおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああ!!!!!」慟哭←殴り掛かる
ケイト「かかって来いよ馬鹿やろおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」慟哭←拳握り構える
慟哭混じりの大喧嘩…
それは…
誰にも止められないものだった
力と力のぶつかり合いと言うには…とても痛々しく、物悲しいものだった
矛先の見つからない鬱憤、慟哭、怨嗟、叫び声を上げながら…
求めていたものが、目の前にいた
それを察するや否や――互いに、飛び掛かっていった
己という存在を示し、ぶつけ合える
受け止めてくれる、唯一無二の存在を――――
ケイト「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
エピメテウス「だああああああああああああああああ!!!!!」
殴り合う
蹴り合う
神器なんかとうの昔に投げ捨てていた…
それぐらいに…
それぐらいに……
エピメテウス「お前に何がわかる!!?」
ケイト「知るか!!」
エピメテウス「!!」
ケイト「哀しいのはお前だけじゃねえんだよ!
皆色々あんだよ!!!
お前にしか理解出来ねえよ!出来る訳ねえだろ!!!
お前だけのもんなんだから!!!!
だから――
せめて―――お前ぐらい、お前が守ったっていいだろうがああああ!!!」慟哭
エピメテウス「!!…‥
馬鹿は――っ
どっちだ馬鹿やろおおおおおおおお!!!」慟哭
『うわあああああああああああああああっっ!!!』
感情をさらけ出せる、自分を出せる相手がいる…
そのことが…嬉しかったんだと思う
少なくとも――僕の目には、そう見えた