第78章 火の都
考えてみればそうだ
ルパン三世も入れた
人を殺した経験もあるものもまた同様に入れた
だが…一様に、共通点があった
「無関係なものを巻き込み、苦しめて回る手段」を、取ってはいない
その上で…「正しい」とは思ってはいない、「正しいという認識」を押し付けるような真似はしないし、取らない
ましてや…「人を好きにすること」を、「正しい」と頑なに等は決してならない
言い訳を付けたりもしない、自分のやったこととして向き合って、背負っているから…
癌の異端児が暴れる前まで入れていた理由は、まだ「同類となる行為を3回繰り返す」という立ち入り禁止基準に満たされていなかっただけに過ぎなかったらしい
特例として、繰り返さないよう努め、励んでいれば、何かしら行動に起こしていれば、入れるようにもしている
そこら辺の便宜は流石としか言いようがない…
が、ケイトは頑なにそれを認めようとはしなかった…
当然だと掌を前に出して頭を振った
別段褒められるようなことではない、と…はっきりと言い放たれた
ケイトにとっては、特別なことではなかったようだ……僕等皆にとっては違うんだが…まあ置いておこう
余談だが…例の世界では、ケイトが言った時点では連行されたのではなく消されていた
癌達が消えてる
と言ったのは、文字通りそのままの意味だ
言ったタイミングではなく、それよりも少し前に消されていた
キルア(バレずにやるのも大変だぜ)こそこそ
雷神様も龍神様も一部の文化では同じ存在とされている
ケイト「世界の管理の主軸は清浄神
浄化を全体に満遍なく、しっかりやろうとしてる感じ
創世神の性格の根本、その主軸は始祖神
あの世は完全分業制
この世とは違ってね
魂を生み出すのは、原初の神々の誰でも出来る
で、誰が産んでも勝る劣るとかは無い
得意とするのが皆違うだけ
皆、各々の役割をやろうと思えば出来ることは出来る」
フィン「へえ」
知らない知識を軽く、触りだけ教えてもらった
…雷の龍神が、元の船に帰すと言ってくるまで、雲のウォータースライダーで死ぬほど滑り倒して…それに散々付き合わされた訳だが……(ぼろっ)←もみくちゃ
ケイト「きゃっきゃっ^^」
うん…幸せそうで何よりだ(ふっ)
テロップ『すっかりメロメr
やかましい