第78章 火の都
人を自分の好きにして、言い訳をして、繰り返して、正しいと認識し、それを人に押し付ける=癌
考えてみれば単純な話だ
癌とは…堕落
根(魂)腐れ病、墨汁とも言われていた
つまりは、だ……
魂を腐らせる、自分で自身の魂を…そう考えれば妥当な流れだ
全て、把握していた上で…色々と見せられたようにも感じる
他でもない、原初の神々に
そしてそれは当たっているのだろう…
僕等に会うまで、ケイトからすればまともな人に会えた試しも無かった…
ヘレイオス街でのこと、顛末も考えれば、オラリオは天国にさぞかし感じたことだろう
そして…神国では、もっと……
だからこそ――結界を張り、隔離した
もう二度と――――死ぬことにならないように、と…そう、願いながら
一度は死んだ命を
助ける為に、蘇らせれるもののみ蘇らせて作られた国だから…
自分という人生を、今度こそは、最後まで生き切る為に
それだけの話だったんだけれどね……
滅神「気を付けろ」
ああ――
気を付けるよ
滅神「堕落はすぐそこまで迫っているぞ」
!
どこに
(ぽよん)←胸が当たる
フィン「……………
別の意味での堕落、か;)…;」
ケイト「……ラブ♪」チュッ←頭を抱き締め脳天にキスを落とす
フィン「………ケイト…;
やめてくれ;」
ケイト「ヤダ(きっぱり)
何でやめなきゃなの?」むすっ
ここだ、ここで納得させなければ僕は生涯同じことをされる!
嫌がればやめるだろうが…それは得策とは言えない
我慢し過ぎるきらいがある
考えろ――僕もケイトもいい、最高の策を!!!(かっ!!)←開眼
テロップ『オーバーな
黙っててくれフィアナ
今茶々入れは邪魔だ!
テロップ『さっきも散々邪魔扱いしてきましたよね!!?;』ガビーン!!
いつものことだろう!!
この間僅か3秒
フィン「……ケイト…」
ケイト「ん?」
フィン「君と僕の二人きりの時に堪能したいな?」ひそ
ケイト「!//」瞠目
口の横に手を当て、ケイトの右耳に付けたまま…
僕へ向くケイトに、イタズラっぽく微笑み掛けた
すると…益々顔を赤らめて
ケイト「ぼしゅうううううううう)////////←顔から蒸気
…うん//」こくり
よし!!勝った!(ぐっ!!)←力強く小さくガッツポーズ