第77章 新時代の幕開け
背を向けたまま…言われた言葉に、僕は頷いて笑い掛けた
リヴェリア(全く…変な気を遣って//)←嬉しい
きっとその顔は真っ赤に染まっているのだろう
いつも通りと言うか、君らしいと言うか…
ふふっ
笑いながら、僕は帰路についた
アルとディの待つ、いつも通りの部屋へ向けて…一歩一歩歩いていった
さて、と…ケイトがいないと騒がしいだろうなあ;
ケイトっ子だしなあ;
こういう所ばかりケイトに似て、お母さんっ子だし;(嘆息)
お父さんっ子が欲しいなあ…;
その願望が叶うまで――後、8か月
その頃…時を同じくして、ケイトが目を覚ましていた
ケイト「あれ?ここ…」
リヴェリア「やっと目を覚ましたか
待ち侘びたぞ?」
ケイト「あ、ごめん!(がばっ!!)
(呼び出してたんだった
いけないいけない;」あわあわ
リヴェリア「くす)…
そんなに慌てなくてもいい」
ケイト「そう?」
リヴェリア「ああ」瞑目微笑
ケイト「…←目を丸くする
(くす)
ありがとう」微笑
リヴェリア「なに、礼には及ばん…
そうだ
木の精霊界で、卵が見つかったそうだな?
ベヒーモスを倒してから、余波を受けて土が荒れた世界樹の周辺を寝床用に掘り起こしていた時に見つけたそうだが…」
ケイト「ああ。
以前、私が力を送ったことでね
世界樹は無事だったけど、所々地面が抉れて荒れ地になったらしいね。
で…今回の件を受けて、見つかったと」
リヴェリア「ああ、そう聞いている
それはそうと…隠し事は無いか?」
ケイト「ぎっくぅっ!!)…;」肩を震わせる
リヴェリア「……生憎と…私は、気が長い方じゃない(むすっ)
拷問にかけてでも」真剣
ケイト「はい!あります!!;(挙手)
私は始祖神の隔世遺伝で本人そのものと言えます!
ですが創世神本人とも言えます!!
それに驚いた天使の御使いさんが動揺して攻撃してきました!
軽くじゃれ合われたのは嘘です!ごめんなさい!!;
あれ半分ぐらい本気で襲い掛かってきました!!!;」気を付け
リヴェリア「やはり、か…」
ケイト「心配かけたくなくって、つい…ごめん;」
リヴェリア「そんなに謝ることではない
それよりも気に掛かったのが…」
ケイト「?」
リヴェリア「…お前は……世界の命そのものなのだな」