第77章 新時代の幕開け
リヴェリア「程々に…休暇も取るようにな」ふっ微笑
フィン「そうさせてもらえないのが痛い所かな?^^;
どうやら、周りが放っておいてはくれないらしい
何分…ケイトが消滅したら」
リヴェリア「ああ、知っている」
フィン「!!(瞠目)
それは――本当かい?」
リヴェリア「嘘を言って何になる?
世界神を通して知っている
案ずる必要は無い――
私も、同じ気持ちだ
そんなことで、些末なことで、損なわれていい魂(命)ではない」
癌の件を、問題を…些末なこと、か……
ああ、そうだね――ケイトが損なわれることに比べれば実に些細な内容だ
フィン「その言葉をそのまま言い聞かせてみたいね」ケイト見やる
リヴェリア「フィン、邪推な真似はやめろ
悪い癖だぞ」
フィン「冗談だよ
それぐらいやっても、懲りてはくれないからね――(苦笑)
僕達が、どれだけ、君のことを想っていたとしても……」真剣←ケイトを再び見やる
リヴェリア「だからこそ惹かれたのだろう
自分ばかり大事にするもの等、どこに惹かれる要素がある?」
フィン「はははっ^^
ご尤も(くす)
(ガタッ)←椅子から立ち上がる
それじゃあ…僕はこれでお暇するよ」
リヴェリア「!
意外だな…
一緒にはいないのか」
フィン「今回は、君に譲るとするよ…正妻の君にね?」くすり
リヴェリア「!
…//
からかうな(野暮な真似をするな)」
フィン「させてくれ…
本来、伴侶は僕一人で十分だったんだ…
でも…君が必要なことは、どうやら代え難いものらしい……
頼んだよ…リヴェリア」
リヴェリア「……任せろ
確約はしないが、な」
こつん←後頭部をリヴェリアが拳で小突く
ケイト「んんん;」もぞ
痛いようで顔を顰め、布団に潜り込んでいった
フィン「……;
手加減してやっておくれよ?^^;」
リヴェリア「さっきも言ったが、確約は出来ん
諦めろと言うのに聞かない方が悪い
気持ちはわかるが」嘆息
フィン「はははっ^^
それこそ、だからこそ、だろう?」にやり
リヴェリア「ふっ…違いない」微笑
フィン「じゃあ」出ようとする
リヴェリア「フィン…」
フィン「?」
リヴェリア「感謝する」
フィン「!どうしたんだい?藪から棒に
リヴェリア「素直に受け取っておけ」
…わかった」微笑