第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
フィン「しかし…リヴァイアサンの亜種か…」
ケイト「…」考え込む素振り
フィン「?何か心当たりでも?」
ケイト「…いや……
考え過ぎかもしれないけれど…
あの子の念か…?それとも…←2954ページ参照
羽を手に入れたのか?それによる影響?」
フィン「羽?」きょとん
ケイト「いや…まだ、推測の域を出ない。
結論を急ぐ必要は無い、と思う。
ごめん」
フィン「いや、大丈夫だ…
なんにせよ、誰も犠牲者が出なくてよかったよ」
ケイト「うん。そこは本当にそう思う」
エル「君達は本当に変わっているな…
で、お礼の件なのだけれど
ケイト「要らん!」
エル「…え?;」
ケイト「欲しくてやったんじゃない!
穢さないで欲しい」
フィン「あー…;」
エル「あの…;」おろおろ
どうしたらいいのかわからず、戸惑いを露にするエルに、
僕は呟いた
フィン「済まない…;
こうなったらてこでも動かない…;」
ケイト「…………
そうだなあ…どうしてもって言うのなら」
エル「?」
ケイト「海の幸!
海の幸を食べたい!!//」キラーン!!
フィン(そう来たか…^^;)
拳を握り、意気揚々と楽しそうに語るケイトに…僕は苦笑するばかりだった
エル「え?」唖然
ケイト「ムー連邦の皆を呼んでさ!
で、王族の食事と同じものを一緒に囲んでさ!
美味しく食べようよ!
きっと楽しいよ!^^」
両腕を拡げ、み~んなみんなみんな!!
そう大きく表現するケイトに…
戸惑いを隠せず、助けを求めるように僕を見つめてこられた
フィン「…やれやれ;(苦笑)
エル…お礼なら、それにしてあげてくれ。
ご所望のものがそれらしい。
尤も…君達には、利しかないだろう?^^」くすくす
エル「だから問題なのですが;」
ケイト「私にとっては大成功!//(キラキラ)
大正解!!//」ふんすふんすっ!!
エル「あ…(そっくりだ;」
うん、思い至ったようだね…^^(くすくす)
込み上げてくる笑いを隠せず、笑う僕に…エルもまた笑みを浮かべた
さぞかし、今回の騒動で不安がっているだろう。
その国民を労い、なおかつこちらも食べたいものを食べれる。
エルや兵達にとっても休息になる。
繋がりも強く、深くなる。より一体感が増す。
一石二鳥ならぬ、一石三鳥とも言える発案だった…