第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
ムー連邦国王「はっはっはっ!気に入ったぞ!^^」
オルガナの本来の大きさは全長50kmで、
あまりにも場所も大きく取る為、小さくなっているらしい。
今はもう見る影もなく、全長50cm程度に収まっている。
そのすぐ横でエルは酒を飲み、
たらふく飲んだのか赤ら顔の立派な白い髭を蓄えた大柄な男性、エル曰くお爺様=ムー連邦の国王が満面の笑みで、ケイトの肩に腕を回し、肩を組んできていた。
この額の紋様、太陽の紋章は、始祖神が宿っている証なのだと打ち明けて、すっかり話し込んでいた。
国王「折角の宴じゃ!
ほれ、お主の出番だ。
歌わんか」
「はっ!」
国王に促されるまま黒髪の男性が動き出した。
恭しく首を垂れ、それから大きな岩、台の上に立ち、徐に手拍子と共に歌い出した。
周りは岩を太鼓代わりに、剣や金属の棒で音を奏でていた。
テロップ『「ドラゾンビ様を称える歌」のリズムでどうぞ』
「予言の言葉に導かれ~♪」
『そぉりゃ!』
「北のほとりへ来てみれば~♪」
『そぉりゃ!』
「そこには光、めでたやなぁ~」
『そぉりゃ!』
「光は白く、満ち溢れ~♪」
『そぉりゃ!』
「気高き太陽、見てみれば~♪」
『そぉりゃ!』
「黒き闇が、祓われて~♪」
『そぉりゃ!』
「海の幸が、山ほどに~♪」
『そぉりゃ!』
「めでたやめでたやな~♪」
『わああああ!!』
パチパチパチパチ
ケイトもノリノリで…大岩を叩いていた;
が…自分のことを歌われているとわかった途端…
顔を真っ赤にしながら俯いて、僕の後ろへ隠れてしまった…;
ケイト…手でも降ってあげたらどうだい?^^;
うん、無理そうだね
はははっ
歌が終わった。
その時、市民カードに通知が来た。
『癌の査定基準、目印』が完成した、とのことだ。
神:光そのもの
癌:闇そのもの
癌になった時点で消される
この世を終わりに導くから
神類:献身的、思い通りを強行しない
癌類:自己中、思い通りを強行する
癌の『目印(本質)』
・自分の思い通りの強行、自分の保身の為に、『人をかえりみない、無責任に好きに出来る』
癌に対する『対処法』
・『干渉しない(関わるな)』
・『看過しない(許すな)』
・『捨て置きなさい(構うな)(放っておきなさい)』
創世神としての意見