第74章 融和
フィン「黙っててもらえないかな!?;頑張っているすぐ横で!!;」イライラ
テロップ『参加したいが出来ないイライラ加速中!!&転嫁中!!』
フィン「黙れ!!」いらぁっ!!
あるある談義
・集中してやる必要がある作業の場合、すぐ横の雑音が気になる
椿「おお。雑談に参加したいのか?
大いに入ってこい!」
アスフィ「作業が出来ないでしょう!;」
リュー「……気持ちはよくわかります
痛いほどに;」
ティオネ「というか…ここにいる全員、ケイトに一度は助けられてるわよね」
ティオナ「うん」
アイズ「一度や二度じゃない…と思う」
ガレス「というより、数え切れんわい」
リヴェリア「それはそうとどこまで試した?」
フィン「これから力を入れて試す所だ!!!
力が体から離れる分、繊細な作業で集中力が必要になる!
頼むから集中を切らせるような内容を話さないでくれ!!;」
ティオナ「はーい」挙手
『シー!!』
お互い、互いへ制止し合う形で…静寂はやっとこさ訪れた
力を青のみにしたまま、そっと紛れ込ませ、血液に混ぜ込んで流してみせた
アイシャ「まだか…?」
あともう少し
脳まで届きそうになっていた
ティオナ「まだ?」そわそわ
あと、僅か
よし、魂まで届いた
後は働き掛けるだけ
意を決して力を融合させ、精霊の血へ意識を集中させて働き掛けた
ノアール「まだ
フィン「急かすなああああああああ!!!!」
びくぅっ!!
さっきから視線が集中し切っていて、声も含め全てが邪魔に感じた
あるある談義
・急かされれば急かされるほど、精度が落ちる
・いい所であればあるほど、全てが煩わしく感じる
よし、手応えはあった!!
ちゃんと血が持つ『奇跡』は強化されている
滅神の力と始祖神の力は融合されている
暴走もしていない、この分なら…
フィン「よし…」
ティオナ「結果が気になっただけなのに…;」ずうううん
アイズ「ティオナ…;」背中撫でる
フィン「………済まない、根を詰め過ぎたようだ;」
リヴェリア「仕方ない
で、どうだ?
うまくいったのか?」
フィン「ああ
結果だけ言うとうまくいった
だが…創世神には及ばないと思う」
キルア「ああ←思い当たった
肝心のケイトが寝ているし、始祖神の力だけ取り出しても意思がないからな
集合体どまりだ」