第74章 融和
リヴェリア「つまり…
創世神の力ではなく集合体レベルにしかならない、といった所か?」
キルア「そーゆーこと」大きく頷く
ガレス「じゃが、何もせんよりはマシじゃろう?」
ラーニェ「後は呼び掛けて起こすしかないか」
アスフィ「必死に揺り動かすとしても、それ自体も創世神の力並みでなければ…」
椿「ああ、なら簡単なことだ」
『?』
リヴェリア「どこが簡単だと言うんだ?」
椿「名を呼べばいいのだろう?」
ずこっ!!
リヴェリア「それで目が覚めるものか!!!;」
椿「何故だ?
あ奴のことだから、是が非でも起きようとすると思うぞ?」
『!!』
椿「おまけに泣き落としでもやれば四の五の言ってられんじゃろう
誰が泣かせたああああ!!!!?と激昂でもしてきそうだがな
はっはっはっ!^^
ん?どうした?
揃いも揃って鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしおって」
フィン「いや…」
リュー「盲点でした」ぽかん
アーニャ「天才ニャ」
ノアール「ついでに、私達の子供の神の力も少し拝借してきたから使って」←2245ページ参照
フィン「…その為も、か;」
ブランシェ「言い損ねたけれど、ちゃんと考えてなんだからね!」瞑目えっへん!←胸を張る
ノアール「私一人だけじゃ持ち切れる分も限られているから、付き添いをお願いしたの」
リヴェリア「最初からそう言えばいいものを…;
いや、済まない
浅慮な振る舞いで返してしまった」お辞儀
ノアール「気にしないで。私でもされたら怒るわ」←リヴェリアに頭を上げるよう促がす
ブランシェ「うんうん!」瞑目したまま腕組みし大きく二度頷く
フィン「…ともかく…力を貸して欲しい
ケイトへ送り込む為にも」
その言葉に、皆が揃って大きく頷いた
神の力で子を残せることは知られてしまったが…
それによる問題は後で考えればいい
今は、目の前の問題に取り掛かろう
アイズの血も貰い、混ぜて入れることで精霊の血を直接刺激させ、『奇跡』を触発させる
それを上乗せさせ、強化させれば…
たとえ意思も無くとも、奇跡というベクトルに一緒くたになる
本来ならば、創世神の軸たる始祖神とその意思により、
力は束なり『創世神』の閾となり、方向性へ果てしなく類を見ないほどに高まる
今、現時点で…それは……目論見通りと言っていいほど現実になっていた