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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





影響が全くない、と言っていたのは←3623ページ参照

魂の分体が宿っても全く問題が発生しないほど
行動原理、感覚、価値観、反応、その『全て』がそっくりだからなのだろう…

本人そのものと言っても過言ではないほどに瓜二つ…


すなわち、本人と言っても差し支えない存在でもある



ケイト以外――『始祖神の原初の魂』にはなり得ない

この世界において、僕以外が『滅神の原初の魂』となれないように――
各々が、そう既に定められている…←3643ページ参照


そして――額の奥に位置する自らの魂と共に、分体が一つに溶け込んでいる

意思一つで自在に、会話も寄り添うことも出来るし離れられもするが、死ぬまで離れるつもりがない
それがこの世に生を受け、死ぬまでの間か…はたまた……ずっとかもしれない…

その決定は――神の分体による



分体とは、分身であり、魂から分裂させて作った魂のようなものだ

魂とは――粒子のようなもので、霊体と同じくエネルギー体の一種だと思っていい
いくら分身しても、知識も記憶も全て共有される


ちなみに言うと重量はない
だから飛べるし、壁でも何でもすり抜けられる

姿形も自由自在、好きに出来る



始祖神の主な特徴は…立場やされたことで、差別や決め付けをしない点だ

相手のことを深く考え、寄り添おうとする…
ただ、己にとっての価値のみで人を殺す等の非人道行為を正義とする輩には遺憾の意を示すぐらいには怒るが…人には決してしない

癌の魂のようなどうしようもない時もあるが――


ドロップアイテムを対価として要求すれば、

魔石も手に入る
強化種として更に『強くなれる』
ドロップアイテムで『美味しいものも手に入る』
更にはドロップアイテムを元に『武器を作る依頼』も可能

強力であればあるほど高値が付き、相手にもこちらにも得になる
一挙両得となるばかりか、先を見据えていくと一石二鳥、三鳥、四鳥にまでなって増えていく


そういった、人への慮り、喜んでくれることを考え、いいことへ繋がるよう思い遣る
それが…神の力を持つに能う人の証…

それらが当たり前のように出来て初めて、神の『入り口(あくまで前座)』に立つ
あくまで入り口に過ぎないが、それを維持し続けることが如何に難しいかは言うまでもない

生きている限り、是非も無い状況は続くのだから――


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