第74章 融和

だが…時には争いも呼ぶ


リド「俺っちが先に取ったんだぞ！！」

グロス「楽しみに取っておきたい俺の気持ちがわからんか！！」

フィア「グロスが人間以外のことで喧嘩するなんて…」

『珍しい……』

嬉しい変化のようで、ゼノス達は一同に面白おかしそうに顔を見合わせては笑っていた……


ケイトが持って行った目的…

うまいを共有できればそれでよし！！
以上！


何度も思うが…異常の間違いでは？；

テロップ『フィンの私見』


ケイト「人間には狡猾な奴もいるから十二分に注意しろよ？

あ、勿論私にもな！^^」ぐっ！←親指を立てて自身を指さす

ゼノス達一同『いや…お前/あなたには……全くもって警戒心も危機感も抱かねーわ/ないわ）

……・・』じとおおおおお

ケイト「訝し気）？

何その反応」きょとん←目を丸くしている

『全く害をなさない在り方』に、
こいつだけは信じてもいーか、なんて想いを抱かせていた等、
『本人（ケイト）だけ』はわかっていなかった

というか、見当もつかないように見える


人の為、ばっかりだ…君は…；
はああああっ（嘆息）

ケイト「？？？；」

そう言うと決まって、眉を顰めながら「何かしたっけ？」とでも言いたげな顔で見つめてこられるので…

もう、言うだけ無駄か、とも思っている


うん、いい意味で…^^（くす）←微笑する



私利私欲の為に使えば、僅かでも含めてしまえば、

含んだその時点で
自らのみの勝手で使用した時点で、
力は『神聖さ』を失い、『神の力』は穢れ、文字通り「無力」と化す。


力は強大であればあるほど、波紋を増す。
巻き込まれるものを厭わぬこと、かえりみないこと、気遣わないことは、『神聖さ』を穢し、神とは真逆の「地獄落ち」のものとなる

「他者をかえりみない力」は――ただの「暴力」だ

それに神聖さ等、微塵もない…


『かえりみない』を漢字表記しない理由は、『省みない』と『顧みない』の双方を含める為だ。



深く考えず軽い気持ちで事を起こし、うかつな行動で騒ぎを起こし、徒に周囲を掻き回し事を大きくするだけの粗忽もの


それが…
責任も取らず、背負わず、集団で暴走し、
犯罪として一切の処罰も無く、幾度となく繰り返し続ければ――

『減らす努力』を怠り、かえりみなくなり、堕落すれば――「癌の魂」と化す